電気施工図を書くときの4つの手順|種類別での書き方のポイントや注意点も紹介

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「電気施工図って何が描かれた図面なの?」
「電気施工図の書き方が分からない」
「電気施工図を描くときは何に注意したらいいの?」
このように、専門的な図面である電気施工図の描き方に、困っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、電気施工図の重要性や書き方の手順、描く際の注意点まで解説しています。
この記事を読むことで電気施工図への理解が深まり、より詳細で正確な図面が描けるようになるでしょう。
電気施工図は実際に電気工事を行う作業員だけでなく、建築施工に携わる人にとって重要な図面です。
現場監督を目指す人は、口頭での説明が不要なほど正確で詳細な図面が描けるようになるために、是非この記事を参考に電気施工図を描いてみてください。
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目次
電気施工図の重要性とは?
電気施工図とは、建物に必要な電気設備の配線経路や、電気部品の位置などを詳細に記載した図面のことです。
主には電気工事の作業員が使用します。
電気配線を通すためのスリーブを設置したり、壁内や天井に先行配線を行ったりするため、工期の早い段階で必要になります。
躯体図や平面詳細図には、電気設備については詳細に描かれていないため、電気工事の際に別途必要な図面になります。
電気施工図を描くときの4つの手順
電気施工図には、さまざまな情報を記載します。
電気工事をする人に分かりやすく、かつ配線などの間違いがない詳細な図面を描くために、まずは電気施工図を描く手順を解説します。
これから電気施工図を描こうとしている人は、是非参考にしてみてください。
- 「単線接続図」で電気の流れを決める
- 「複線配線図」で各場所の接続方法を決める
- 「内部接続図」で接続の詳細を決める
- 「屋内配線図」ですべての電気設備の配置を決める
1:「単線接続図」で電気の流れを決める
まずは、電気設備の全体が把握できるように、単線接続図から描いていきましょう。
単線接続図とは、外部から取り込んだ電気を建物全体にどのように通して、どの機器と接続するのかを1本の線で表現したシンプルな図です。
機器の容量や分電盤などが記載されているため、電気設備の保守の際にも使えて便利です。
2:「複線配線図」で各場所の接続方法を決める
単線接続図だけでは、実際に接続されている配線の本数や機器の相互関係まで把握できません。
そのため、単線接続図より詳細に機器の配線関係を示した複線配線図を書きます。
複線配線図には、実際の接続に必要な配線をそのまま書き、各機器の端子番号も記載します。
3:「内部接続図」で接続の詳細を決める
電気工事を行う上で重要なのが、機器の配置や機器相互の接続です。
その実際の位置と結線通りに、各機器の端子まで記した図面が内部接続図です。
内部接続図は、裏面接続図や配線図と呼ばれることもあり、電気工事の際や保守点検、電気機器の製作にも使用されます。

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4:「屋内配線図」ですべての電気設備の配置を決める
屋内配線図とは、建物内に設置する照明器具やコンセント、スイッチ、換気扇などの位置を示した図面です。
どこに何を設置するのか分かるように、図面上にそれぞれ図記号で表記し配線を書き込みます。
照明やコンセントの位置が図面上で分かるため、設置忘れを防ぐこともできるでしょう。
電気施工図を描くときの注意点
これまで電気施工図の重要性と、描くときの手順を紹介してきました。
では実際に、電気施工図を描くときにはどのような点に注意する必要があるのでしょうか。ここからはその注意点を2つ紹介します。
口頭での説明が不要なレベルまで書き込む
電気施工図は、作業員が実際に施工するために必要な図面のため、現場で口頭での説明が不要なくらいに詳細な部分まで書き込みましょう。
工事に入る前の段取りの際にも、部品を揃えたり配線の長さを確認したりするのに重要なため、作業員にしっかり伝わる内容を記載してください。
薄暗い場所でも見やすい縮尺を選ぶ
電気工事を行う現場は、日中でも暗い場所が多く、ヘッドライトや工事用ライトの明かりの中で作業することになるため、電気施工図は薄暗い場所でも見やすい大きめの縮尺にしましょう。
しかし、大きな建物の場合は大きい縮尺で描くと配線の途中で図面が切れてしまうことがあるため、図面の枚数が多くなったり見にくくなったりします。
建物の大きさに合わせて図面の縮尺を選択しましょう。
現場で活用しやすい電気施工図を描こう
これまで電気施工図について説明してきましたが、いかがでしたでしょうか。
電気施工図は、現場で作業する人にとって重要な図面です。
本記事を参考にして、作業員に分かりやすく見やすい電気施工図を書き、工事の作業効率や品質を上げるようにしましょう。
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注意点を2つ紹介します。1つ目は、「口頭での説明が不要なレベルまで書き込む」事です。
2つ目は、「薄暗い場所でも見やすい縮尺を選ぶ」事です。
本記事を参考にして、作業員に分かりやすく見やすい電気施工図を書き、工事の作業効率や品質を上げるようにしましょう。
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