建設業界での女性の活躍を考える:業界の状況と課題
建設業界も日々変化しており、活躍する女性も増えています。
現在、建設業界で女性が占める割合や課題はどのようになっているのでしょうか。
本記事では、施工管理技士も知っておきたい建設業界で今後女性が活躍していくための課題などについて紹介します。
建設業界に女性労働者を増やす取り組みの意義
建設業界では、女性労働者を増やすためにさまざまな取り組みが行われています。
建設業界では担い手不足が懸念されているため、男女問わず働きやすい環境に整備することが求められています。
また国土交通省と建設業5段階が協力し「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」が策定されています。
これにより、女性の採用や定着化に向けた取り組みを積極的に行っています。
組織に女性が増えることで、色々な文化が受け入れられることが期待されます。
さらにダイバーシティが実現することは、企業経営においても新たな発想を創出することに有効です。
出典:国土交通省「建設産業における女性の定着促進に向けた取組について」
出典:厚生労働省「見える化 支援ツール活用マニュアル」
女性の占める比率
建設業界における女性労働者の状況や今後の課題について紹介していきます。
建設業における「就業者中に占める女性比率」は1997年で16.4%、2013年で14.2%、2017年で19.4%と10%台後半で推移しています。
全産業の比率は約45%なので、比較しても低い水準にあるといえます。
建設業界は環境や体力面から男性中心の職業というイメージが強く、そのイメージをぬぐい切れていないとされています。
また大手総合建設業における技術職の女性比率は約4%と低い数値です。
出典:国土交通省「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画」
出典:厚生労働省「見える化 支援ツール活用マニュアル」
課題と解決のための計画
女性労働者が少ない現状を打開するために、国土交通省は女性の定着促進に向けて以下のような取組を行っています。
出典:国土交通省「女性の定着促進に向けた建設産業行動計画」
入職促進
企業側では女性の採用を積極的に行い、採用の目標などを設定する取り組みを行っています。
就労継続
ハード面や支援制度など働き続けやすい環境整備を積極的に行っています。
更なる活躍とスキルアップ
やりがいを感じながら働くため、職業訓練や研修などを通じた人材育成が図られています。
これら3つを進めるとともに、女性の活躍の姿を広く社会に発信しています。
このことにより女性だけでなく、男性も含めた業界全体の職場環境の改善や意識変化を促すことを目的とされています。
男性も女性も働きやすい環境へ
建設業界は、男性社会というイメージが多く女性労働者が占める割合は低水準でした。
今後の担い手を確保するためには、女性労働者を積極的に採用する取り組みが必要です。
加えて環境整備を同時に行うことで、結果的に女性も男性も働きやすい職場の実現が期待できます。
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