土木施工管理技士になるにはどうしたらいい?試験概要や取得するメリットなどを紹介


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土木施工管理技士になりたいと考えている方の中には、どうしたらなれるかわからず困っている方もいるのではないでしょうか。
土木施工管理技士になるには、土木施工管理技士試験に合格する必要があります。
本記事では、土木施工管理技士になる方法や土木施工管理技士試験の概要などを解説します。
土木施工管理技士を取得するメリットやおすすめの勉強方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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目次
土木施工管理技士になるにはどうしたらいい?
土木施工管理技士になるには、土木施工管理技士試験に合格しなければなりません。
土木施工管理技士には1級と2級があり、業務範囲や担当できる工事規模などが異なります。
ここでは、以下の2つにわけて土木施工管理技士になる方法を紹介します。
- 土木施工管理技士試験を受験する
- 土木施工管理技士としての実務経験を積む
必要な情報をしっかり理解したうえで実践していきましょう。
土木施工管理技士の仕事内容について詳しく知りたい方は、以下の記事も確認してみてください。
関連記事:土木施工管理技士とは?仕事内容やメリット、注意点などを解説
土木施工管理技士試験を受験する
土木施工管理技士になるために、まずは土木施工管理技士試験を受験し合格を目指しましょう。
土木施工管理技士試験は第一次検定と第二次検定にわかれており、第一次検定の受験資格は以下の通りです。
- 1級:19歳以上(年度末時点)
- 2級:17歳以上(年度末時点)
第一次検定合格後は、1級または2級土木施工管理技士補として働けます。
土木施工管理技士になりたい場合は、土木施工管理技士補になることから始めましょう。
土木施工管理技士としての実務経験を積む
土木施工管理技士になるためには、実務経験も非常に重要です。
土木施工管理技士試験は、1級・2級ともに第二次検定では実務経験が求められるためです。
第一次検定合格後は、土木施工管理技士補として働きながら実務経験を積む方法がおすすめです。
2級であれば「実務経験1年以上」1級であれば「実務経験5年以上」など、細かく決められているので、確認をしながら資格取得を目指しましょう。
土木施工管理技士になる方法やキャリアアップなどについて知りたい方は、以下の記事もぜひご覧ください。
※関連記事:土木施工管理技士になる方法と転職への活かし方|キャリアアップを目指せる資格
土木施工管理技士試験の概要
土木施工管理技士になるために合格が必須な土木施工管理技士試験の概要は、以下の通りです。
1級土木施工管理技士 | 2級土木施工管理技士 | |
試験形式 | 第一次検定:マークシート形式 第二次検定:マークシート形式、記述形式 | 第一次検定:マークシート形式 第二次検定:マークシート形式、記述形式 |
合格基準 | 第一次検定(全体):正答率60%以上 施工管理法(応用能力):正答率60%以上 第二次検定:正答率60%以上 | 正答率60%以上 |
受験料 | 第一次検定 10,500円(非課税) 第二次検定 10,500円(非課税) | 第一次・第二次検定:10,500円 第一次検定のみ:5,250円 第二次検定のみ:5,250円 |
土木施工管理技士試験は、マークシート形式と記述形式で行われる試験です。
電気工事施工管理技術検定の合格率は公表されており、各問題にて決められた正答率を超えれば合格です。
試験日程や申し込み期限などを詳しく知りたい方は、一般社団法人建設業振興基金のホームページをご確認ください。
土木施工管理技士試験の試験科目
土木施工管理技士試験の試験科目は、1級と2級で大きく異なります。
ここでは、1級と2級にわけて試験科目をそれぞれ紹介していきます。
2級土木施工管理技士試験の試験科目
2級土木施工管理技士試験の試験科目は以下の通りです。
出題科目 | 受験種別 | 試験科目 |
第一次検定 | 土木 | 土木工学など |
施工管理法 | ||
法規 | ||
鋼構造物塗装 | 土木工学など | |
鋼構造物塗装施工管理法 | ||
法規 | ||
薬液注入 | 土木工学など | |
薬液注入施工管理法 | ||
法規 | ||
第二次検定 | 土木 | 施工管理法 |
鋼構造物塗装 | 鋼構造物塗装施工管理法 | |
薬液注入 | 薬液注入施工管理法 |
2級土木施工管理技士試験は、3つの受験種別があり「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」に分かれています。
申し込み前に受験種別を決め、対策をしてから受験しましょう。
1級土木施工管理技士試験の試験科目
1級土木施工管理技士試験の試験科目は、以下の通りです。
出題科目 | |
第一次検定 | 土木工学など |
施工管理法 | |
法規 | |
第二次検定 | 施工管理法 |
1級土木施工管理技士試験は、2級とは異なり、受験種別がひとつに絞られているので、時間をかけて対策を行えば、合格を目指せます。
土木施工管理技士試験の受験資格
ここでは、以下の2つにわけて土木施工管理技士試験の受験資格を紹介します。
- 2級土木施工管理技士試験の受験資格
- 1級土木施工管理技士試験の受験資格
受験資格を知らない場合、予定通りのスケジュールで受験できない可能性もあるため、あらかじめ理解しておきましょう。
2級土木施工管理技士の受験資格
2級土木施工管理技士試験の受験資格は、第一次検定と第二次検定に分かれており、それぞれ試験内容が異なります。
第一次検定は、17歳以上(年度末時点)が受験できますが、第二次検定の受験資格は、学歴に応じて以下のような実務経験が求められます。
学歴 | 土木施工に関する実務経験年数 | |
指定学科 | 指定学科以外 | |
高卒中卒専修学校の専門課程卒 | 3年以上 | 4年6月以上 |
短大卒高専卒専門卒(専門士) | 2年以上 | 3年以上 |
大卒専門卒(高度専門士) | 1年以上 | 1年6月以上 |
その他の者 | 8年以上 |
先に紹介したように、第一次検定合格後は2級土木施工管理技士補として働けます。
そのため、まずは第一次検定の合格を目指し、2級土木施工管理技士補として実務経験を積む方法もおすすめです。
2級土木施工管理技士試験について詳しく知りたい方は、以下の記事もご確認ください。
※関連記事:【2級土木施工管理技士】合格率や必要性など資格について紹介
1級土木施工管理技士の受験資格
1級土木施工管理技士試験の第一次検定の受験資格は、19歳以上(年度末時点)となっています。
一方、第二次検定では状況に応じて以下のような実務経験が求められます。
受験資格要件 | 1級土木施工管理技士 |
必要な実務経験年数 | |
令和3年度以降の1級 第一次検定合格者 | 5年以上 |
特定実務経験1年以上を含む3年以上 | |
監理技術者補佐としての1年以上 | |
2級第二次検定に合格後、1級第一次検定に合格した者 | 5年以上 |
特定実務経験1年以上を含む3年以上 | |
技術士第二次試験に合格した者 | 5年以上 |
特定実務経験1年以上を含む3年以上 |
1級土木施工管理技士試験では、第一次検定の合格だけでなく、2級保有者や技術士などによって実務経験が決められています。
第一次検定の合格者の中でも、業務内容によって必要な年数が異なるため、一般社団法人建設業振興基金のホームページを確認してから第二次検定を受験しましょう。
以下の記事にて、1級土木施工管理技士試験の受験について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
※関連記事:1級土木施工管理技士を受験する際の豆知識7つ|合格基準や合格率も紹介
土木施工管理技士試験の合格基準・合格率
1級土木施工管理技士の合格基準は、全体の得点が60%以上であり検定科目(施工管理法(応用能力))の得点が60%以上となっています。
また、直近3年間の合格率は以下の通りです。

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年度 | 1級土木施工管理技士試験 | 2級土木施工管理技士 | ||
第一次検定 | 第二次検定 | 第一次検定 | 第二次検定 | |
令和5年 | 49.5% | 33.2% | 54.3% | 62.9% |
令和4年 | 54.6% | 28.7% | 65.3% | 37.9% |
令和3年 | 60.6% | 36.6% | 73.6% | 40.8% |
1級・2級のどちらに関しても、第一次検定は対策をし、知識を身に付けていれば合格は難しくありません。
ただし、第二次検定は経験した施工管理案件の記述を求められるため、対策をすること自体も難しいです。
まずは、第一次検定の合格を目指し、合格後は実務経験を積みながら第二次検定の勉強を進めましょう。
土木施工管理技士試験の難易度について詳しく知りたい方は、以下の記事も併せてご覧ください。
※関連記事:1級・2級土木施工管理技士の合格率・難易度!受験資格や実務経験も解説
土木施工管理技士を取得する3つのメリット
土木施工管理技士の資格を取得するメリットは、以下の3つです。
- 監理技術者・主任技術者として働ける
- 担当できる工事の範囲が広がる
- 年収アップが期待できる
資格取得のメリットを詳しく紹介するので、土木施工管理技士になるか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
1.監理技術者・主任技術者として働ける
土木施工管理技士を取得すると、監理技術者や主任技術者などとして働ける点が大きなメリットです。
1級土木施工管理技士を取得すると「主任技術者」と「監理技術者」に、2級土木施工管理技士を取得できれば「主任技術者」になれます。
ただし、2級土木施工管理技士の試験は土木・鋼構造物塗装・薬液注入の3つに分かれており、主任技術者として働けるのは合格した工程に限られているので注意が必要です。
新制度では技士補が新設され、第一次検定の合格者が技士補として働くことも可能です。
土木施工管理技士について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
※関連記事:土木の現場監督に必要な資格とは?土木施工管理技士について紹介
2.担当できる工事の範囲が広がる
土木施工管理技士試験に合格すると、担当できる工事の範囲が広がります。
具体的な担当可能工事は以下の通りです。
資格 | 工事規模 |
1級土木施工管理技士 | すべての土木工事に対応可能 |
2級土木施工管理技士 | 下請契約の請負代金の額の合計が4,000万円以下 (建築一式工事の場合は6,000万円以下)の工事 |
2級土木施工管理技士以上を取得するだけで、無資格者では扱えない工事が担当できるようになります。
スキルアップや責任感のある仕事をしたいと考えている方は、土木施工管理技士の取得を目指してみてはいかがでしょう。
3.年収アップが期待できる
先に紹介したように、監理技術者や主任技術者になれたり、担当できる工事の範囲が広がったりすることで、年収アップが期待できます。
一定規模以上の工事現場では、監理技術者や主任技術者が必須です。
そのため建設現場を多く請け負いたいと考えている企業は、資格保有者の採用に注力しており、年収アップが期待できます。
土木施工管理技士の資格を取得すると、資格手当をもらえる企業もあるので、年収アップを目指して転職を検討したい方は、施工管理求人サーチを活用してみてください。
また、土木施工管理技士の年収についても解説しているので、ぜひ併せてご覧ください。
※関連記事:1級・2級土木施工管理技士の平均年収を年齢など状況別に紹介!給料が安い・高い理由は?
土木施工管理技士試験の勉強におすすめの方法2選
土木施工管理技士試験の勉強におすすめの方法は、以下の2つです。
- 参考書や過去問を使う
- アプリを活用する
忙しい方でも効率よく勉強できる方法を紹介するので、ぜひ参考にしながら実践してみてください。
土木施工管理技士試験の勉強方法について詳しく知りたい方は、以下の記事が参考になりますので、ぜひご確認ください。
※関連記事:土木施工管理技士の取得におすすめの勉強法は?試験概要やポイントなども紹介
1.参考書や過去問を使う
参考書や過去問を用いて勉強すれば、自分のペースで学習しやすく、仕事をしながらでも続けられるのでおすすめです。
日中は仕事で忙しい場合でも、朝や仕事終わりの時間を有効活用しながら勉強したい方には、参考書や過去問がピッタリです。
効率よく勉強したい場合は、過去問を解き、自分の得意不得意を把握することから始めましょう。
最初に得意不得意を把握し、参考書を利用して苦手分野を中心に学習すると効率よく学べます。
外出先やすき間時間で学習したい方は、小さいサイズの参考書を活用しましょう。
2.アプリを活用する
土木施工管理技士試験の問題が一問一答形式で利用できるアプリを活用した勉強方法もおすすめです。
アプリを利用すれば、通勤時間や休憩時間など、すき間時間を有効活用しながら勉強することができます。
電車移動や10分程度の休憩時間、一問一答形式での学習ができるツールを探している方は、アプリの利用がピッタリです。
無料で利用できるアプリが多くあるため、使用しやすいものを選んで勉強してみましょう。
土木施工管理技士に関するよくある質問
土木施工管理技士に関するよくある質問には、以下の3つがあります。
- 土木施工管理技士試験合格に必要な勉強時間はどのくらいですか?
- 土木施工管理技士に将来性はある?
- 土木施工管理技士がきついと言われる理由は?
それぞれの質問とその回答を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
土木施工管理技士試験合格に必要な勉強時間はどのくらいですか?
独学で土木施工管理技士の資格をとるのに1級なら約500~600時間、2級は約400時間と言われています。
ただし、業務を通して基礎知識を身に付けている場合は、約50~60時間の勉強で2級に合格することも可能です。
1級土木施工管理技士は2級よりも試験範囲が広く難易度が高いので、基礎知識があっても多くの時間が必要であることを理解しておきましょう。
土木施工管理技士の合格に必要な勉強時間について詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。
※関連記事:土木施工管理技士試験の合格に必要な勉強時間は?1級2級ごとに詳しく解説
土木施工管理技士に将来性はある?
土木施工管理技士がトンネルや道路などの土木工事は、人々の生活に欠かせないため、需要がなくなる可能性は少ないので、将来性はあるといえます。
また、働き方改革が推進されていることにより、労働時間の改善も期待できます。
IT技術の進歩やICT施工の普及によって業務効率の向上も期待できるので、徐々に働きやすい職種となるでしょう。
土木施工管理技士がきついと言われる理由は?
土木施工管理技士は工事現場にて施工管理を行うため、夏は暑く冬は寒い点がきついと言われる点です。
また、社内だけでなく社外の人と多く関わったり、業務量が多かったりする点も理由のひとつです。
以下の記事にて土木施工管理技士がきついと言われる理由について解説しているので、併せてご覧ください。
※関連記事:土木施工管理技士がやめとけ・きついと言われる理由7選|向いてる人や向いていない人の特徴なども紹介
土木施工管理技士になるには対策をして試験に合格しよう
土木施工管理技士になるには、土木施工管理技士試験に合格する必要があります。
1級・2級のどちらも第一次検定の受験資格は年齢のみなので、誰でも簡単に挑戦できます。
第二次検定は、実務経験が求められるため、まずは第一次検定に合格を目指しましょう。
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