GENBA★WALKERその11

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【鉄骨造の躯体工事】
前回から鉄骨造について掲載をしておりますが、今回は鉄骨造の第 2 回目として、鉄骨の荷吊り、建て入れ直しについて説明致します。建て入れ直しは、躯体精度が決まる工事となりますので、ここでしっかりとした精度が出ないと、後の仕上げ工事まで影響する重要な工程となります。
1.鉄骨の荷吊り
鉄骨材を吊上げるときには、レンフロークランプ(フランジをはさむ吊り金具)かピースにシャックル(玉掛け用の金具)で吊る方法をとります。鉄骨に直接玉掛けワイヤーを回すと、鉄骨の角でワイヤーが切断され、事故に繋がる可能性があります。

(1)梁の荷吊り
鉄骨部材の取り付け箇所を間違わないように、部材マークがついています。梁の方位を間違えて取り付けてしまうと、スリーブや貫通孔が逆になってしまう為、方位のチェックもして梁を吊り込みます。

2.建て入れ直し
(1)建て入れ直しとは
建て入れ直しとは、鉄骨建方時の誤差を基準値内に修正する事。

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(2)建て入れ直しの注意点
鉄骨建方の精度が、そのまま躯体精度となる為、出来る限り高い精度を出す事が望まれます。
建て入れ直しは、ワイヤーをたすき掛けに張り、レバーブロックやターンバックルで全体を考えながら、ワイヤーを緊張して修正します。
一つのワイヤーをレバーブロックで緊張すると、他の柱にも影響を与え少し動きます。レーザー鉛直器、トランシット、下げ振りなどの計測器で倒れの数値をだします。本締め、溶接が完了させるまでは、建て入れ直しワイヤーを外さない事が大切です。

◆豆知識◆
油圧式の建て入れ直し治具などが開発されて、ひずみ直しワイヤーの設置が不要な工法もあります。
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