眠り目地の特徴2つ|目地を入れる必要性4つもわかりやすく紹介!

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目次
眠り目地とは
眠り目地とはタイル張りや石張りなどの同じ部材同士を隙間なく密着させて仕上げるつなぎ目のことです。
昔はタイルの大きさがバラバラだったため、目地によって位置を調整していました。しかし現在では均等なサイズのタイルが生産できるため、デザイン性を重視する場合など、眠り目地によって目地をできるだけ小さくするようになりました。
眠り目地にはすき間が開いていないため、高い寸法精度が要求される張り方となっています。
目地を入れる必要性4つ
目地を入れることにはさまざまな必要性があります。
タイル張りや石張りを行う際に必要とされる目地ですが、具体的にはどのような目的によって入れられているのでしょうか。
ここでは目地を入れる必要性4つをご紹介しますので、どのような目的で目地が入れられているのか理解を深めてみてください。
目地を入れる必要性1:タイルや石材を守る
目地を入れることでタイルや石材を緩衝材として守る意味があります。
近年ではサイズが均等なタイルを生産できるようになったため、隙間は小さくて問題なくなってきています。しかし地震などが発生して下地が動いた場合、目地がなければタイルにひび割れなどが発生する可能性があります。
また、経年劣化などによって下地にゆがみが発生するケースもあるため、タイルや石材を守るためにも目地を入れた方が良いでしょう。
目地を入れる必要性2:接着の補助になる
目地を入れることで接着の補助の意味があります。
タイルをモルタルなどで貼りつける場合、モルタルでの接着に加えて目地にセメントをつめることで接着力を強化することができます。
地震などの際に建物のタイルが剥落するケースがありますが、目地づめがしっかりされておらず、目地が接着の補助の役割を十分に果たしていないことも多いです。
目地を入れる必要性3:水や埃などを防ぐ
目地を入れることで水や埃などの侵入を防ぐ意味があります。
目地を入れなければ、タイルや石材のすき間から雨水や細かいゴミなどが侵入してしまいます。そのため、目地を入れることですき間を埋め、外部からの水や埃などが入ることを防いでいます。
たとえばDIYでタイル張りをして、寸法誤差を考慮してすき間を取っても目地を埋めない場合、雨がかかるような場所で使用するのは問題があると言えるでしょう。
目地を入れる必要性4:誤差を調整する
目地を入れることでタイルなどの寸法誤差や施工の誤差を調整する意味があります。
工場の技術の進歩により昔よりも寸法誤差のないタイルが生産できるようになったとはいえ、タイルは土を焼成して作るものなのでどうしても寸法には誤差が発生します。
また、施工の際にも目地に砂が入ったり、表面の高さに違いがでたり、誤差は発生します。そのため、目地での調整なしで施工するのは非常に難しいと言えます。
眠り目地の特徴2つ

眠り目地には特徴があります。
ここまでご紹介したように、タイル張りを行う際に目地は非常に大きな役割を果たします。それでは、目地を限りなく小さくした眠り目地にはどのような特徴があるのでしょうか。

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ここでは眠り目地の特徴2つをご紹介しますので、どのような特徴があるのか参考にしてみてください。
眠り目地の特徴1:高い寸法精度が要求される
眠り目地には非常に高い寸法精度が要求されるという特徴があります。
目地はタイルの寸法誤差や施工の誤差の逃げ場でもあります。しかし眠り目地で目地を無くした場合、どこにも逃げがないことになるため、非常に高い寸法精度が要求されます。
そのため、眠り目地は難易度が高い張り方だと言えます。
眠り目地の特徴2:仕上がりが美しい
眠り目地は仕上がりが美しいという特徴があります。
眠り目地ではタイルや石材を密着させるように施工するため、目地が目立ちません。そのため、タイルの柄を繋げたり、タイルを使って美しい模様を展開させたりすることで、まるで1枚の大きなタイルでできているかのように美しい仕上がりになります。
眠り目地以外の目地の詰め方3つ
眠り目地以外の目地の詰め方をご紹介します。
目地には施工の仕方によってさまざまな種類があります。また、目地をどのように通すか、どのようにタイルを配置するかといったことを検討する作業を「目地割」と言います。
目地割は仕上がりに大きく影響するため非常に重要な作業です。ここでは最後に眠り目地以外の目地の詰め方3つをご紹介しますので、どのような目地の詰め方があるのか参考にしてみてください。
目地の詰め方1:1本目地
1本目地とはタイルのすき間に沿って目地材を1本ずつ詰めていく詰め方です。
1本目地はタイルの表面に目地材が付着しないように、目地パックを使って目地部分に1本ずつ目地材を詰めて、目地ゴテやブラシなどで押さえるという方法になります。
後でご紹介する塗り目地ではタイルの上から目地材を塗りつけて後からふき取りますが、それでは目地材が綺麗にふき取れないような表面が荒いタイルなどに使用されます。
目地の詰め方2:塗り目地
塗り目地とはタイルの上から全体的に目地材を塗り、後からタイルに残った目地材をふき取るという方法です。
塗り目地ではゴムコテを使って目地を塗り込みます。ただし、タイルの表面がざらざらしていると残った目地材がふき取りにくいことがあるため、塗り目地で問題ないかどうか事前に試しておいた方が良いでしょう。
目地の詰め方3:芋目地
芋目地とはタイルなどを縦横ともに真っ直ぐ並べた張り方です。
タイルや石材などを規則正しく縦横一直線に並べることで、芋の根のように真っ直ぐに目地が通ることから芋目地と呼ばれています。また、芋貼りや通し目地とも呼ばれています。
芋目地は一般的な目地割となっているため、街中でも見かけやすいです。芋目地は非常に整然とした印象を与え、特に柄に流れがあるタイルを綺麗に見せる詰め方となっています。
眠り目地について知ろう
眠り目地は仕上がりが非常に美しくなりますが、高い寸法精度を要求される張り方です。
自分でDIYなどをする場合、タイルを綺麗に貼りたいという方も多いでしょう。タイルは目地によってさまざまな演出が可能です。
ぜひこの記事でご紹介した眠り目地の概要や目地を入れる必要性、眠り目地の特徴、眠り目地以外の目地の詰め方などを参考に、さまざまなタイルの目地の詰め方に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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