1級土木施工管理技士の難易度【2018-2024年】すごいの?難しいの?合格率・勉強法を解説


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1級土木施工管理技士の難易度・合格率についてご紹介します。
また、1級建築施工管理技士の合格を目指している人のために、実際に合格した人の経験をもとにした効率的な学習法もご紹介いていますので、ぜひご参考になさってください。

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目次
1級土木施工管理技士の難易度(合格率)は?【2018-2024年】
1級土木施工管理技士の難易度・合格率はそれぞれ下記のとおりです。
受験者数・合格者数と、合格率を、一次検定/二次検定別にそれぞれ一覧表でご紹介します。
一次検定の難易度・合格率
1級土木施工管理技士の第一次検定の受験者数、合格者数、および算出した合格率は下記のとおりです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2024 | 51,193 | 22,705 | 44.4% |
2023 | 32,931 | 16,311 | 49.5% |
2022 | 38,672 | 21,097 | 54.6% |
2021 | 37,726 | 22,851 | 60.6% |
2020 | 29,745 | 17,885 | 60.1% |
2019 | 33,036 | 18,076 | 54.7% |
2018 | 28,512 | 16,117 | 56.5% |
1級土木施工管理技士の一次検定の合格率は「50%」前後程です。
1級土木施工管理技士の第一次検定の合格率は2021年度をピークに低下傾向にあり、2024年度は過去7年間で最も低い44.4%となっています。
ですが、これは2024年度は受験資格の緩和により過去と比較して受験者数が大幅に増えたためで、合格者も前年から大幅に増えたものの合格率は半分を割る44.4%となっています。
二次検定の難易度・合格率
1級土木施工管理技士の第二次検定の受験者数、合格者数、および算出した合格率は下記のとおりです。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
---|---|---|---|
2023 | 27,304 | 9,060 | 33.2% |
2022 | 24,462 | 7,032 | 28.7% |
2021 | 26,558 | 9,732 | 36.6% |
2020 | 24,204 | 7,499 | 31.0% |
2019 | 24,688 | 11,190 | 45.3% |
2018 | 27,581 | 9,521 | 34.5% |
2017 | 31,414 | 9,424 | 30.0% |
1級土木施工管理技士の二次検定の合格率は「30%」前後程です。
ただし二次検定の合格率は年度によってだいぶ変動があり、2022年度は28.7%ですが、2019年度は45.3%とばらつきが見られます。近年は上記のとおり約30%前後ほどで推移しており、一次検定以上に難易度は高いものと言えます。
二次検定の合格率が低い理由としては問題が記述式である点と、実務経験に起因する問題構成となっている点が挙げられます。特に「経験記述」問題の難易度が高く、これは合格基準に達していないと他の問題の出来に関わらず不合格となる可能性があります。
1級土木施工管理技士はすごいの?難しいの?
上記の過去数年間の合格率の低さはもちろん、要求される知識や経験などの面からして、1級土木施工管理技士という資格は取得が難しい、持っていればすごいと言える資格です。
具体的には下記の理由から「難しい」「すごい」と言えます。
- 合格率:第一次検定の合格率が約50%、第二次検定は約30%と低いため
- 試験範囲:共通工学、施工管理、法規など広範囲にわたる知識が要求されるため
- 記述式問題:第二次検定の実務経験を問う記述式問題は実務経験や高度な知識が必要とされるから
上記の理由から、1級土木施工管理技士の資格保有者は高い専門性と実務能力を持つと評価されます。ゆえに、この資格を持っていることは建設業界で高く評価され、キャリアアップや給与アップ、待遇改善などにつながる可能性が高いと言えます。
1級土木施工管理技士の試験内容
ここからは1級土木施工管理技士に合格するために知りたい情報をより詳しく見ていきましょう。
まずは試験内容について解説していきます。1級土木施工管理技士の試験はマークシート方式の第一次検定と、記述方式の第二次検定の2部構成となっています。下記に各検定の内容を詳しく解説します。
第一次検定
第一次検定は、マークシート方式で行われます。概要を一覧表でまとめると下記のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
実施時期 | 毎年7月 |
試験形式 | 四肢択一式(マークシート方式) |
試験時間 | 約4時間(午前の部2時間30分、午後の部2時間) |
出題数 | 101問 |
解答数 | 70問 |
合格基準 | 全体の得点が60%以上(42問以上正解)かつ応用能力問題の得点が60%以上(9問以上正解) |
受験料 | 10,500円 |
出題分野 | 工学基礎知識、土木一般、専門土木、法規、共通工学、施工管理法 |
備考 | ・令和6年度から工学基礎知識(土質工学、構造力学、水理学)が5問追加 ・応用能力問題(15問)は全て必須問題 ・選択問題は必要解答数より多く解答すると減点 |
試験構成
区分 | 科目 | 出題数 | 解答数 | 形式 |
---|---|---|---|---|
問題A | 工学基礎知識 | 5問 | 5問 | 四肢択一 |
土木一般 | 15問 | 12問 | 四肢択一 | |
専門土木 | 34問 | 10問 | 四肢択一 | |
法規 | 12問 | 8問 | 四肢択一 | |
問題B | 共通工学・施工管理法 | 20問 | 20問 | 四肢択一 |
施工管理法(応用能力) | 15問 | 15問 | 四肢択一 |
合格基準
- 全体の得点が60%以上(39問以上正解)
- 施工管理法(応用能力)の得点が60%以上(9問以上正解)
第二次検定
第二次検定は、記述式で行われます。概要を一覧表でまとめると下記のとおりです。
項目 | 詳細 |
---|---|
実施時期 | 毎年10月(令和6年度は10月6日(日)) |
試験形式 | 全問記述式 |
試験時間 | 2時間45分 |
出題数 | 11問 |
解答数 | 7問(必須問題1問、選択問題6問) |
出題分野 | 施工経験記述、土工、コンクリート、品質管理、安全管理、施工計画、建設副産物 |
合格基準 | 総得点が60%以上 |
受験料 | 不明(検索結果に記載なし) |
試験会場 | 全国13会場 |
合格発表 | 翌年1月(令和6年度は令和7年1月10日(金)) |
備考 | ・施工経験記述が無記載の場合、他の問題は採点されない ・選択問題は指定数以上解答すると減点 |
試験構成
問題番号 | 出題分野 | 形式 | 解答数/出題数 |
---|---|---|---|
問題1 | 経験記述 | 文章記述 | 1問(必須) |
問題2-5 | コンクリート工、安全管理、土工 | 穴埋め/文章記述 | 4問(必須) |
問題6-7 | 土工、コンクリート工 | 穴埋め | 1問/2問(選択) |
問題8 | 安全管理 | 文章記述 | 1問/2問(選択) |
合格するための注意点
- 合格率は第一次検定より低い(約30%)
- 経験記述問題が無記載の場合、他の問題は採点されない
- 実務能力の評価に重点が置かれている
- 選択問題は指定数以上解答すると減点
この試験構成により、1級土木施工管理技士は高度な専門知識と実務能力を要求する難易度の高い資格となっています。
1級建築施工管理技士の受験資格
次に1級建築施工管理技士の受験資格を解説します。
受験資格は第一次検定と第二次検定で異なり、さらに第二次検定は新旧の受験資格が存在します。これは2021年に施工管理技術検定制度が見直されたためで、令和6年度(2024年度)から令和10年度(2028年度)までの5年間は「経過措置期間」として設定されていて、この期間中は新旧どちらの受検資格でも選択できるようになっています。
第一次検定
要件 | 資格 |
---|---|
年齢 | 受験年度末時点で19歳以上 |
第二次検定(新受験資格)
要件 | 実務経験年数 |
---|---|
1級第一次検定合格者 | 合格後5年以上 |
1級第一次検定合格者(特定実務経験あり) | 合格後3年以上(うち特定実務経験1年以上) |
1級第一次検定合格者(監理技術者補佐) | 合格後1年以上(監理技術者補佐として) |
2級第二次検定合格後、1級第一次検定合格者 | 2級合格後5年以上 |
2級第二次検定合格後、1級第一次検定合格者(特定実務経験あり) | 2級合格後3年以上(うち特定実務経験1年以上) |
※注意点
- 実務経験年数には1年以上の指導監督的実務経験を含む必要あり
- 特定条件を満たす場合、実務経験年数の短縮が可能
※特定条件について:下記条件を満たす場合には実務経験年数の短縮が可能です。
- 特定実務経験を有する場合
特定実務経験とは、請負金額4,500万円(建築一式工事は7,000万円)以上の建設工事において、監理技術者・主任技術者の指導の下、または自ら監理技術者・主任技術者として行った経験を指します。この場合、1級第一次検定合格後、特定実務経験1年以上を含む3年以上の実務経験で第二次検定を受験できます。 - 監理技術者補佐としての経験がある場合
監理技術者補佐とは、監理技術者に代わって専任で配置される技術者で、監理技術者の指導の下、補佐として施工計画の作成、工程管理、品質管理、技術指導の業務を担います。この場合、1級第一次検定合格後、監理技術者補佐としての1年以上の実務経験で第二次検定を受験可能です。 - 2級建築施工管理技士の資格を持つ場合
2級第二次検定に合格した後、1級第一次検定に合格した場合、2級合格後5年以上の実務経験、または2級合格後特定実務経験1年以上を含む3年以上の実務経験で1級第二次検定を受験できます。
これらの条件を満たすことで、通常の5年以上の実務経験年数を短縮することが可能となります。
第二次検定(旧受験資格、令和10年度まで有効)
最終学歴 | 実務経験年数 |
---|---|
大学、専門学校(高度専門士) | 4年6カ月以上(指定学科卒業者は3年以上) |
短大、高等専門学校(5年制)、専門学校(専門士) | 7年6カ月以上(指定学科卒業者は5年以上) |
年数の実務経験を行う必要があります。
より詳しくはは全国建設研修センター(1級土木施工管理技術検定)で確認してみてください。
1級土木施工管理技士に合格するメリット
1級土木施工管理技士試験に合格し、資格を取得すると下記のようなメリットがあります。
- 特定建設業の監理技術者・専任技術者になれる
- 年収UPや昇進につながりやすい
- 転職に有利になる(引く手あまた)
特定建設業の監理技術者・専任技術者になれる
1級土木施工管理技士は、請負金額4,500万円以上の特定建設業の工事で監理技術者として働くことができます。これにより、土木一式工事、とび・土工・コンクリート工事など9種類の工事で現場を統括する役割があります。
具体的には、施工計画の作成から工事全体の工程・品質管理や技術的指導まで幅広い業務を担えるようになり専門的かつ高度な技術と経験の証明となるため、企業からの評価も高くなります。
年収UPや昇進につながりやすい
建設業界では1級土木施工管理技士の資格保有者に対する評価が非常に高いです。
国は公共事業における入札において企業に対して技術評価点を与えていますが、1級土木施工管理技士は5点の評価点となり、多くの1級土木施工管理技士が在籍する企業ほど落札に有利にはたらきます。
そのため、ゼネコンから地方の中小企業まで、規模によらず企業は1級土木施工管理技士の資格保有者に年収UPや待遇UPなどを積極的に行っており、また、より上位の役職を与えるチャンスも増えていきます。このように資格取得が直接的に昇給や昇進の機会につながる可能性が高くなります。

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※関連記事:1級建築施工管理技士の平均年収は?2級との差や年代・学歴別に紹介
転職に有利になる(引く手あまた)
前述のように1級土木施工管理技士の資格は建設業界において高く評価されます。加えて、建設業界全体において人手不足が深刻な問題になっていますので有資格者の需要がますます高まっています。
そのため、この資格を持っていると転職市場で非常に有利な立場に立つことができ、より良い条件での転職が可能になります。
多くの企業で2級以上の施工管理技士資格保有者の年収UPや待遇UPを謳っており引く手あまたの状況で、当社で取り扱っている案件においても資格保有者を優遇しています(資格必須の案件ほど高収入になります)。
1級土木施工管理技士の合格に必要な勉強時間
1級土木施工管理技士の合格に必要な勉強時間は約500〜600時間と言われています。
これは1日2時間のペースで勉強した場合、250〜300日間(約8〜10ヶ月)の期間に相当しますので、約1年間の勉強時間が必要と考えるといいでしょう。
ただし、実際の勉強時間は個人の経験や基礎知識、勉強法によって異り、約301時間の勉強で合格したとの例も見られます。
重要なのは長期的な計画を立てて継続的に学習することです。そのため後述するように一夜漬けでの合格は極めて困難であり、これからご紹介するような勉強法を用いて学習計画を立ててコツコツと勉強していきましょう。
1級土木施工管理技士に合格するための勉強法
次に、1級土木施工管理技士に合格するための勉強法を、実際に受験・合格した人の経験をもとにステップ形式で解説します。下記を参考にあなたに合った勉強計画を立てましょう。
ステップ1:第一次検定用の準備をする(申込と参考書の購入)
まずは申込書を作成・提出しましょう。申し込みには実務経験証明書や住民票の写しなど複数の書類の提出が必要で準備に意外と時間がかかります。そのため直前になって焦らない・間に合わないなどならないように、最初に申し込みをすることをおすすめします。
そのうえで、自分に合った第一次検定用の参考書を購入しましょう。ちなみに参考書のおすすめは下記のとおりです。
ステップ2:第一次検定の勉強をする(インプット→問題を解くの繰り返し)
参考書を購入したら、参考書をもとにひたすらインプットし、ひとつの分野・章が終わったごとに過去問や模擬問題を解くという勉強法を行ってみましょう。
この方法はがんばって記憶から引き出す「アクティブリコール」という作業を用いており、参考書を見ずに実際の過去問や模擬問題を思い出しながら解くという行為は、知識を脳へ定着させるのに効果的と言われています。
そのため、働きながら1級建築施工管理技士の合格を目指す人は、働いている日は仕事終わりや空き時間を利用して参考書を見たり書いてインプットし、休日などまとまった時間が取れる日に過去問や模擬問題を解くというスケジュールで行うと効率的です。
また、参考書を持ち運びできない場合はスマホアプリを使えばよりコンパクトな学習ができるでしょう。
この学習法で過去問は最新の過去5年分を3回以上解くと、出題の傾向もわかりますし、自分の得意分野・苦手分野もわかってきますのおすすめです。最終的に65問以上を正答できるようにしましょう。
ステップ3:第二次検定対策(8月〜10月)
第一次検定が終わったら、次に第二次検定の準備を始めます。時期的には8月から10月にかけてで、この期間に集中的に取り組みましょう。
まず、過去に経験した土木工事について、安全管理や工程管理、品質管理などの指定された項目に関する経験記述を作成します。この際、工事概要や具体的な現場状況、技術的課題とその対応を詳細に記述することが重要です。なお、より完成度の高いものにするためには、代行作成サービスや添削サービスを利用してもいいでしょう。
経験記述はとにかく繰り返し書くことでほぼ暗記しておくようにすることで、試験本番で制限時間内に書けるようになります。このとき、過去問を解いておくことで出題傾向を把握できますので、こちらも最新の過去5年分を解き、よく出題されている分野を重点的に学習しましょう。
並行して、学科記述の対策も進めます。土工、コンクリート、施工計画など7つの主要分野について学習し、暗記ノートを作成して重要な用語や数値を整理します。特に、各種法規や指針、示方書の基本内容を理解し、穴埋め形式の問題に対応できるよう準備してください。
1級土木施工管理技士のその他の勉強方法
上記は独学をベースにした勉強法ですが、他にも下記2つの勉強法があります。
- 講習会へ参加する
- 通信講座を受講する
講習会へ参加する
講習会は同じ目的を持つ人が集まることから、モチベーションを高めて臨めるほか、講師の詳しい説明により、独学では解決できない不明点をその場で解消できるメリットがあげられます。
一方のデメリットには、開催日時が限られていること、講習会会場が遠方であった場合の移動時間に加え、講習会参加費用が発生することがあげられます。
通信講座を受講する
独学同様に、自分でモチベーションを高めながら勉強することには変わりませんが、通信講座の場合はスケジュールが組まれていることから、計画的に勉強を進めることができます。
しかし、通信講座の受講には費用がかかります。会社により異なりますが、数か月間の受講期間にかかる費用は、5万円から10万円程度が相場となっています。
1級建築施工管理技士試験に合格するために知っておきたい知識
上記まで解説した以外で、1級建築施工管理技士に合格するために知っておきたい知識をまとめました。
- 1級建築施工管理技士の合格ラインはどれくらい?
- 1級建築施工管理技士の年収はどれくらい?
- 1級建築施工管理技士は一夜漬けでいきなり合格は可能?
- 1級土木施工管理技士の過去問題はどんなものがある?
1級建築施工管理技士の合格ラインはどれくらい?
1級建築施工管理技士の合格ラインは「60%」です。具体的には一次・二次それぞれ以下の通りです
- 第一次検定:全体の得点が60%以上(65問中39問以上正解)
- 第二次検定:施工管理法(応用能力)では6問中4問以上の正解が必要です
1級建築施工管理技士の年収はどれくらい?
1級建築施工管理技士の平均年収は約460~550万円です。
ただしこれは企業規模や経験年数、勤務地などにより大きく異なり、先にご紹介した当社が取り扱っている案件では年収1000万円を目指せる案件も多数あります。
またフリーランスになることでも年収UPのチャンスはありますので、様々な方法で年収UPは可能といえます。
詳しくは下記記事で解説していますので合わせてお読みください。
※関連記事:1級建築施工管理技士の平均年収
1級建築施工管理技士は一夜漬けでいきなり合格は可能?
結論から言うと、1級建築施工管理技士の資格を一発合格したり、まして一夜漬けでの合格は極めて困難です。理由は下記があります。
- 試験範囲が広範囲:建築学、施工管理法、法規など多岐にわたる知識が必要
- 高い合格ライン:上記のように60%以上の正解が必要
- 実務経験が求められる:特に2次試験は実務的な経験が要求される
- 試験時間の長さ:第一次検定だけでも午前2時間30分、午後2時間と長時間の集中力が必要
そのため、上記でご紹介したように計画的な勉強が必要になります。
1級土木施工管理技士の過去問題はどんなものがある?
問題:建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律(建設リサイクル法)に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
- (1) 特定建設資材を用いた建築物等に係る解体工事又はその施工に特定建設資材を使用する新築工事等における対象建設工事の受注者又は自主施工者は、正当な理由がある場合を除き、分別解体等をしなければならない。
- (2) 分別解体等を実施する対象建設工事の発注者又は自主施工者は、分別解体等の計画などを工事完了までに都道府県知事に届け出なければならない。
- (3) 建設業を営む者は、建設資材の選択や施工方法等の工夫により、建設資材廃棄物の発生を抑制するとともに、分別解体等及び建設資材廃棄物の再資源化等に要する費用を低減するよう努めなければならない。
- (4) 解体工事業者は、工事現場における解体工事の施工に関する技術上の管理をつかさどる技術管理者を選任しなければならない。
土木施工管理技士の試験の過去問は、インターネット上で無料で見られます。
多くの問題が例として掲載されているので、ぜひ検索してみてください。
※問題の正解は(2) です。
1級土木施工管理技士の試験日程
2024年度(令和6年度)の1級土木施工管理技士の最新の試験日程は下記のとおりです。
項目 | 第一次検定 | 第二次検定 |
---|---|---|
申請受付期間 | 3月22日(金)〜4月5日(金) | 3月22日(金)〜4月5日(金) |
試験日 | 7月7日(日) | 10月6日(日) |
合格発表日 | 8月15日(木) | 2025年1月10日(金) |
なお、受験申請の際は下記の点にご注意ください。
- 申請受付期間は第一次検定と第二次検定で同じです。
- 第一次検定の合格を確認してから同年の第二次検定へ受検申請することはできません。
- 第二次検定を受験するには、あらかじめ「一次二次同時受験」を申し込む必要があります。
1級土木施工管理技士は難易度が高いが取得のメリットはたくさん
1級土木施工管理技士は合格率が一次は「50%」前後、二次だと「30%」前後と難易度の高い資格ではありますが、年収UP・待遇UPや転職にも有利になるなど、施工管理技術者にとって非常に有用な資格です。
今回ご紹介した内容を参考に自分に合った学習教材、勉強法で最短で合格を目指しましょう。
なお、合格のためには、1級土木施工管理技士を取得すると就ける実際の求人を見ておくことも重要です。取得後の自分の働き方や収入などをリアルに想像できますのでモチベーション維持に効果的ですよ。
下記から最新の1級土木施工管理技士の求人情報をご覧いただけますので見てみてください。

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1級土木施工管理技士の合格率は、令和4年度は第一次検定(学科試験)が54.6%で、第二次検定(実地試験)は28.7%です。2級土木施工管理技士の合格率は同年で第一次検定(学科試験)が65.3%、第二次検定(実地試験)は37.9%でした。
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