【施工管理の採用担当者監修】CADオペレーターを辞めたいと思う理由8つとは?辞めるタイミングなど多数解説


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こちらの記事では、CADオペレーターを辞めたいと思う理由についてご紹介いたします。
目次
CADオペレーターとは
CADは、「Computer Aided Design」のそれぞれの頭文字をとった略語で、コンピューターを使用して図面を製図できるようにしたシステムのことです。
そして、CADオペレーターとは、このCADを使って製図を行う人のことを指します。設計者やデザイナーの指示に従い、CADを使って製図を行うのが主な仕事内容です。
CADオペレーターは、建築業界や製造業界など様々な業界で必要とされている職種で、建築業界であればビルや家屋の設計、製造業界であれば機械の設計などに携わります。製図というのは大切な工程ですので、様々な業界で必要とされている職種なのです。
CADオペレーターを辞めたいと思う理由8つ
どのような仕事であっても、苦労はつきもので、辞めたいと考えることもあるでしょうが、CADオペレーターにはCADオペレーター独自の就業の難しさがあります。
もちろん会社によって異なる部分も多く、会社が変われば改善する可能性もありますが、CADオペレーターという職種上の特性で辞めたいと考える方が多いのも事実です。ここからは、CADオペレーターを辞めたいと思う代表的な理由を8つご紹介します。
1:求人票の就業条件と違っていた
求人票の就業条件と就職してからの就業条件が異なることで、CADオペレーターを辞めたいと考える人が非常に多いと言われています。
これはCADオペレーターに限ったことではありませんが、面接時に就業条件や現場の実態について細かく説明を受け、疑問点は質問をし、クリアにしておく必要があります。中でも、雑用が多いなど業務内容について、求人票との相違を感じる人が多いと言われています。
2:休日が少ない
CADオペレーターは、土日祝が休日になるとは限らず、業界の特性によってまちまちです。よって、年間休日の日数で見たときに、土日祝が休みの会社や業界に比べると、少ないことも多々あります。
また、仕事量が多く終わりがないため、有給休暇などの休みもなかなか取ることができず、かつ休日出勤も場合によっては求められるため、休日が少ないと言えます。
3:1日の労働時間が長い
CADオペレーターは、常に納期に追われながら仕事をするため、残業が比較的多く、1日の労働時間が長くなる傾向にあります。特に納期が多い繁忙期は、徹夜になることも多々あります。
たとえ納期に間に合うように仕事を進めていたとしても、変更が発生したり、クライアントや担当者からの新たな要望が多発したりで、作り直しや大きな修正はよくあることなので、この労働時間の長さもまた、辞めたいと思う大きな理由の1つです。
4:放置されることがある
多忙な会社や、納期が立て込んでいる繁忙期には、教育担当者や設計者も忙しく、部下への教育も質問への回答も放置されてしまうことがあります。よって、CADオペレーターなりたてや、その会社のやり方に慣れないうちは、辞めたいと思うことが多いかもしれません。
5:問い合わせやクレーム対応しなければならない
設計者やデザイナーの指示通りの図面を描き、チェックを受けていたとしても、現場から図面に対する問い合わせやクレームが来ることもあり、その対応は、CADオペレーターに任されることが多いです。
設計者と現場の間に立ち板挟みになりながら、その問い合わせやクレームの対応をしていかなければならず、精神的な負担を感じることも多いでしょう。
6:オペレーターに問題を丸投げされやすい
前述の通り、設計者の指示通り図面を描いたとしても、現場から問い合わせやクレームが来ることも多いです。その際に、設計者に指示を仰いだとしても、設計者は間違いを認めず、具体的な指示も対応もしてくれないことがほとんどです。
つまり、製図後の問題はすべてオペレーターに丸投げされるのです。納期があるため、オペレーターも対応するしかなく、ここでもまた精神的に負担を感じる人が多いでしょう。
7:オペレーターの業務量を設計者が把握していない
設計者は、オペレーター業務を行うことはないので、製図にかかる時間を把握していません。製図にかかる時間を把握していないので、オペレーターが現在どれくらいの業務を抱えていて、どれくらいトータルの時間がかかるのかも分かっていません。
製図は工程の中でも非常に時間のかかる工程であるにもかかわらず、設計者はそういったことを認識せずに仕事を依頼してきます。納期による休日出勤や残業が多いだけでなく、こういった配慮のなさから来る労働環境の悪さもまた、辞めたいと思う理由の1つです。
8:設計者と同等のスキルを求められることがある
本来CADオペレーターは、CADの操作ができればできる仕事で、設計者やデザイナーの指示を受けて動くものです。しかし、会社が人手不足で忙しく、設計者と同じ業務を求められる会社もあります。
また、現場と設計者の板挟みを避けるために、また板挟みになってしまった場合に、設計者のスキルを持っていないと打開できないこともあるので、設計者と同等のスキルを身につける必要が出てくるのです。
CADオペレーターを辞めたいときの対処法4つ

CADオペレーターを辞めたいと思ったとき、まずはその辞めたい理由が解決できるものかを考えましょう。また、自分の心がけや仕事のやり方を少し変えるだけで、その理由は消える可能性もあります。ここからは、辞めたいと思ったときの対処法を4つ見ていきましょう。
1:仕事を1人で抱え込まない
オペレーター1人で、処理しきれないほどの量の仕事を抱えてしまっているということはよくあることです。そして、その仕事は1人で抱えている限り、時間をかけてしか消化できません。
そこで、仕事を分担できる仲間をつくることでそういった状況を回避しましょう。そうすることで、納期が近い仕事が立て続けに入ってきたときや、どうしても休みを取らなければいけないとき、仲間と分担することができ、身体的負担も精神的負担も軽減させることが可能です。
2:設計者の仕事をなるべく引き受けない
本来、CADオペレーターの仕事は、設計ではなく製図です。設計者は設計をしたうえでオペレーターに指示を出し、オペレーターは設計者の指示に従い図面を描くことがそれぞれの役割です。そしてもちろん、現場からの設計に対する問い合わせは、設計者が対応すべき仕事です。
こういった本来の領分を改めて認識し、CADオペレーターとしての職務職責のみを全うし、それ以外の仕事で頭を悩ませることがないよう、なるべく設計者の仕事は引き受けないようにしましょう。
3:現場側からの視点で考える
CADオペレーターは設計者ではないとはいえ、現場が使う図面を描いている以上、現場を理解せずに仕事を進めてしまえば、現場が納得する仕事はできないでしょう。それには、現場で行われていることを意識して知識をつけ、現場側の視点になって考えることが大切です。
実際に現場に行って見せてもらったり、現場の人とコミュニケーションをとらせてもらったりすることができれば、この現場目線はより理解が深まるでしょう。この現場目線を身につけることで、オペレーターの仕事は遥かにやりやすく、かつスムーズに進められるようになります。
4:衝動的に辞めない
衝動的な退職は、後悔や同じ失敗の繰り返しにつながってしまいます。辞めたいと思ったときは、なぜ自分が辞めたいと思っているのかその理由を明確にしましょう。
辞めたい理由が明確になれば、その職場で改善していけることなのか、はたまた職場を変えないと改善できないことなのかが見えてきます。職場を変えないと改善できないのであれば、その理由を認識した状態で転職をすることで同じ状況の繰り返しを回避することが可能です。
CADオペレーターを辞めるタイミング3つ
よく考えたうえで、辞めることを決意した場合、どのようなタイミングで辞めるのがいいのでしょうか。特に、CADオペレーターは狭い業界なので、今後のことも踏まえると、できるだけ波風を立てずに辞めるのが得策でしょう。

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では、できるだけ穏便に辞めるためのタイミングについて詳しく見ていきましょう。
1:退職の申し出はできるだけ早めに伝える
退職の申し出はできるだけ早めに伝えるようにしましょう。そうすることで、会社も代替人員の採用に余裕を持って動き出すことができますし、引き継ぎによる周囲の負担もできるだけ少なく抑えることができます。
また、あまりにもぎりぎりだと、退職日を交渉され、希望する退職日に辞めることができない可能性も出てきます。よって、できるだけ早めに退職の申し出をし、円満に送り出してもらえるようにしましょう。
退職代行を活用するのもあり
退職代行とは、就業中の会社に第三者から代理で退職の意思を伝えてもらえるサービスです。もし、退職を申し出ても、辞めさせてもらえない場合は、退職代行を活用するのも一手段です。
しかし、退職代行は円満な退職とはかけ離れたものとなりますので、どうしても辞めさせてもらえない場合の最終手段とすることをおすすめします。
2:担当案件を完了させてから退職する
自分が担当している案件を、責任を持って完了させてから退職するようにしましょう。図面は、他人が途中で見ても、どこまで進んでいるのかよくわからないものなので、完了させてから引き継がなければ周囲に迷惑をかけてしまいます。
できるだけ迷惑をかけないよう、担当案件は完了させましょう。
3:繁忙期の退職は避ける
繁忙期に退職をしてしまうと、今まで一緒に働いてきた仲間が、さらなる繁忙に追い込まれてしまいます。また、引き継ぎをする余裕もない時期なので、ろくな引き継ぎもできずに辞めることになってしまうでしょう。
つまり、繁忙期の退職は、周囲へ大きな負担を強いてしまうことになるので、避けることをおすすめします。
現職のCADオペレーターを辞めたいときの転職先の選び方4つ
CADオペレーター自体を辞めたいとき、次に考えられる職種としてどういったものがあるのでしょうか。CADオペレーターと一口に言っても、現職の業界や会社によって、求められていたスキルや身についたスキルは様々です。
キャリアを活かすのであれば、今どのようなスキルを持っているのか整理したうえで転職活動に臨みましょう。
1:プロダクトデザイナーへの転職を目指す
プロダクトデザイナーとは、あらゆる製品のデザインをする仕事です。
プロダクトデザイナーはソフトを使用してデザインを行うため、CADが扱えることは有利に働き、即戦力として見てもらえる可能性が高いです。また、今まで様々な製品や図面に携わってきたことも、大きなアピールポイントになるでしょう。
2:施工管理職への転職を目指す
施工管理職とは、建設工事現場の監督として工事全体を管理する仕事です。施工管理職は、今後CADの技術がマストで求められる職種ですので、CADオペレーターとしての経験は大きなアドバンテージとなるでしょう。
今までは手書きの製図や、製図は外注先に任せることが多かったですが、今後は関係各所との連絡がネットになっていくため、CADの技術が求められているのです。
3:営業職への転職を目指す
畑違いと思うかもしれませんが、営業職もまた今までのキャリアを活かすことができる職種です。ただキャリアを活かすためには、CADオペレーターとして働いている業界と同じ業界を選ぶようにしましょう。
その業界で図面を描いていた製品を売る仕事です。図面を描いていた経験があると、製品の構造や長所をとても詳細に説明することができます。それは製品を売るうえで、大きな強みとなります。
4:設計者への転職を目指す
設計者へ転職するのが、CADオペレーターとして製図をしてきた経験を余すことなく活かすことができ、かつキャリアアップを実現できる選択肢でしょう。
前述した通り、CADオペレーターは、設計者としての仕事も行っていることがほとんどなため、あとは必要な資格を取得することで、即戦力も夢ではありません。設計者のアシスタントであるCADオペレーターから設計者へのキャリアアップを実現しましょう。
CADオペレーターが転職先を選ぶときの注意点5つ

誰もが、転職には失敗したくないと考えるものです。転職してから失敗だったとならないように、転職先を選ぶときの注意点をご紹介していきます。
CADオペレーターからの転職活動を始める前、もしくは現職を辞める前に確認していただき、後悔のない転職ができるようにしましょう。
1:辞める前に転職先と元の職場の関係性がないか確認する
元の職場と関係性のある会社への転職は、いい顔をしない会社が非常に多いです。それは、今まで時間とお金をかけて教えてきた技術やノウハウが、他社に流れてしまうことを懸念するためです。
もし転職先と元の職場に関係性があった場合、転職先を伝えると、その転職先に話がいき、内定を取り消される場合もあります。よって、辞める前に、転職先と元の職場の関係性がないか確認しておきましょう。
2:転職の目標や目的をあやふやにしない
転職の目標や目的は、転職先を探す際の道標であり大切な判断基準となります。ここがあやふやになってしまうと、転職先でもまた不満が生じ、再度の転職を考えることになりかねません。
逆に、目標や目的がしっかり定まっていると、転職先を選びやすくなり、面接でも一貫した説明を堂々とすることができます。後悔のない転職をするためにも、転職の目標・目的を明確にすることは基本中の基本であることを肝に銘じておきましょう。
3:絶対に譲れない条件を決めておく
転職先を選ぶとき、仕事内容・年収・雇用形態・休日・福利厚生など選ぶ基準となる条件は多々あります。
すべての条件に対して希望を通そうとすると、そのような求人は存在せず、なかなか転職先が決まらない状況が続いてしまうでしょうし、逆に譲れない条件を決めておかないと、転職の目的がブレてしまい転職後に後悔してしまう可能性があるでしょう。
よって、絶対に譲れない条件を決めたうえで転職先を選ぶことがとても大切です。
4:応募先をよく調べる
応募先をよく調べることが、内定につながり、かつ転職後のミスマッチを防ぐための大切なポイントです。
複数の求人サイトを見る・IR情報の確認・社員の声を聞く・疑問点は遠慮なく聞くなどして、応募先について調べていきましょう。後悔のない転職をするために、目の前の条件だけに着目せず、入念に応募先を調べることをおすすめします。
5:多くの会社を受けるようにする
どうしても入社したい本命の会社が決まっていたとしても、受ける会社は1社に絞らず、できるだけ多くの会社を受けるようにしましょう。
なぜなら、内定が出る確率は決して高くないからです。また、本命の会社の面接前に、面接に慣れておくことで、本来の自分の力を発揮できるようにしておくためです。
CADオペレーターを辞めたいときの対処法やその後の対応を進めよう
CADオペレーターを辞めたいと思う理由は多岐に渡りますが、それに対する対処法もまた存在します。なぜ自分が辞めたいと思ったかを明確にし、よりよい環境で働けるよう動いていきましょう。
もし、転職が必要という結論になるのであれば、条件の良い豊富な求人数・しっかりとしたサポート体制・全国展開・その業界に専門性を持つ求人サイトへの登録をおすすめします。
CADオペレーターは専門性の高い仕事のため、そのキャリアを活かして後悔のない転職をしましょう。
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