文系でプラントエンジニアリング業界に就職できる?仕事内容と就活のポイント


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文系でもプラントエンジニアリング業界に就職できるのかと、疑問を感じたことはないでしょうか。
この記事では、プラントエンジニアリング業界の仕事内容から将来性、そして文系でも就職できるのかについて解説しています。
この記事を読むことで、文系がプラントエンジニアリング業界でどのように活躍できるのかについて理解できるでしょう。
文系でプラントエンジニアリング業界に興味を持っている方は、ぜひご一読ください。
目次
プラントエンジニアリング業界に文系でも就職できるのか
結論から言うと、文系でもプラントエンジニアリング業界に就職できます。
プラントエンジニアリング業界全体で見ると文系の人数は非常に少数ですが、営業職などの重要な役割を与えられていることが多くあります。
そのため、文系の就職希望者は一定の需要があると言えるでしょう。
プラントエンジニアリング業界の仕事内容
プラントエンジニアリング業界の主な事業として、EPC事業があげられます。
EPCとは「Engineering(設計)」「Procurement(調達)」「Construction(建設)」の頭文字を取ったもので、これら3つの工程を全て引き受ける事業をEPC事業またはEPC業務と称します。
また、建設したら終わりではなく、建設後の運用・保守を含めて最後までマネジメントする必要があります。
プラントエンジニアリング業の職種
プラントエンジニアリング業界では他の建設業と変わらず、職種は主に技術職と事務職の2つに分けられます。
ここからは、それぞれが具体的に何を担当しているのかについて解説していくため、気になる方はぜひ参考にしてみてください。
技術職(プラントエンジニア)
プラントエンジニア業界の技術職は、プロジェクトが決まった後にプラント建設に関わる仕様を検討する仕事を行う方です。
当然一人で全てを見ている訳ではなく、機械系・化学系・電気系・土木系・建築系・システム系など多くのプラントエンジニアが互いに協力してプラントの設計を行っていきます。
事務職
プラントエンジニアリング業界の事務職は、顧客に営業を掛けてプロジェクトを獲得してくる仕事や、プラントの詳細が決定した後に必要な機器、資材を調達する仕事など様々な担当がいます。
基本的には建設業の事務職と変わりませんが、プラントエンジニアリング業の場合は国内のみならず、プラントの建設予定地自体が海外のケースもあるため、海外のベンダーを相手にすることも珍しくありません。
そのため、同じ建設業の事務職でも海外関連の仕事に対応できる方のニーズが非常に高いと言えます。
プラントエンジニアリング業界の主な企業
日本のプラントエンジニアリング業界の主な企業について紹介していきます。これらは世界で活躍する日本の企業であるため、プラントエンジニアリング業界に就職を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
- 日揮ホールディングス株式会社
- 株式会社荏原製作所
- JFEエンジニアリング株式会社
- 千代田化工建設株式会社
- 東洋エンジニアリング株式会社
- 日鉄エンジニアリング株式会社
- 東芝プラントシステム株式会社
- 三菱電機プラントエンジニアリング株式会社
- 三菱ケミカルエンジニアリング株式会社
- 東レエンジニアリング株式会社
プラントエンジニアリング企業のエントリーシート提出時期等
プラントエンジニアリング企業に就職したい方にとって知りたい情報は、その企業がエントリーシートをいつ受け付けているかではないでしょうか。
日本の主なプラントエンジニアリング企業のエントリーシート提出時期と、それぞれどのような選考を行っているのかについて、下記表にまとめました。
日揮ホールディングス株式会社
- ES提出:2月
- インターンシップ:技術系のみ
- グループディスカッション:なし
- 面接回数:3回
- リクルーター面接:なし
- URL:https://www.jgc.com/jp/
株式会社荏原製作所
- ES提出:3月
- インターンシップ:なし
- グループディスカッション:なし
- 面接回数:3回
- リクルーター面接:なし
- URL:https://www.ebara.co.jp/
JFEエンジニアリング株式会社
- ES提出:2月
- インターンシップ:夏・秋・冬
- グループディスカッション:なし
- 面接回数:1回
- リクルーター面接:4~5回
- URL:https://www.jfe-eng.co.jp/
千代田化工建設株式会社
- ES提出:3月
- インターンシップ:技術系のみ
- グループディスカッション:あり
- 面接回数:3回
- リクルーター面接:なし
- URL:https://www.chiyodacorp.com/jp/
東洋エンジニアリング株式会社
- ES提出:1月
- インターンシップ:夏・冬
- グループディスカッション:あり
- 面接回数:3回
- リクルーター面接:なし
- URL:https://www.toyo-eng.com/jp/ja/
日鉄エンジニアリング株式会社
- ES提出:3月
- インターンシップ:夏・冬
- グループディスカッション:なし
- 面接回数:2回
- リクルーター面接:6回
- URL:https://www.eng.nipponsteel.com/
東芝プラントシステム株式会社
- ES提出:4月
- インターンシップ:なし
- グループディスカッション:なし
- 面接回数:3回
- リクルーター面接:なし
- URL:https://www.toshiba-tpsc.co.jp/
三菱電機プラントエンジニアリング株式会社
- ES提出:4月
- インターンシップ:なし
- グループディスカッション:なし
- 面接回数:3回
- リクルーター面接:なし
- URL:https://www.mpec.co.jp/
東レエンジニアリング株式会社
- ES提出:3月
- インターンシップ:なし
- グループディスカッション:なし
- 面接回数:3回
- リクルーター面接:なし
- URL:https://www.toray-eng.co.jp/
プラントエンジニアリング業界の売上高一覧

プラントエンジニアリング業界はあまりなじみがありませんが、具体的にどの程度の売上があるのか気になっている方もいるでしょう。
特に、転職先としてプラントエンジニアリング業界に興味を持っている方は自身の給料に直結するため、気になるでしょう。
主な企業の売上高一覧を下記にまとめたため、ぜひ参考にしてください。
会社名 | 売上高(億円) | URL |
---|---|---|
日揮ホールディングス株式会社 | 6,100 | https://www.jgc.com/jp/ |
株式会社荏原製作所 | 5,200 | https://www.ebara.co.jp/ |
JFEエンジニアリング株式会社 | 3,600 | https://www.jfe-eng.co.jp/ |
千代田化工建設株式会社 | 3,400 | https://www.chiyodacorp.com/jp/ |
東洋エンジニアリング株式会社 | 2,900 | https://www.toyo-eng.com/jp/ja/ |
日鉄エンジニアリング株式会社 | 2,400 | https://www.eng.nipponsteel.com/ |
東芝プラントシステム株式会社 | 2,200 | https://www.toshiba-tpsc.co.jp/ |
三菱電機プラントエンジニアリング株式会社 | 870 | https://www.mpec.co.jp/ |
三菱ケミカルエンジニアリング株式会社 | 840 | https://www.mec-value.com/ |
東レエンジニアリング株式会社 | 590 | https://www.toray-eng.co.jp/aboutus/ir/ |
プラントエンジニアリング業界の将来性
現在、日本国内のプラントエンジニアリングの需要はそれほど高くないため、日本企業の主戦場も主に、中東地域などの海外がメインとなっています。

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しかし、近年では中国や韓国といったコストが低いプラントエンジニアリング企業と競合するようになり、受注競争が激化しています。
幸い日本企業の環境技術は世界から定評があるため、技術力の面では他国と競合する事態にはなっていません。そのため、日本のプラントエンジニアリング業界は、これからもオイルメジャーなどの環境技術方面で顧客が増える見込みです。
プラントエンジニアリング業界で働く魅力
プラントエンジニアリング業界には多くの魅力があり、それに魅了されて働いている方が多くいます。
ここからは、プラントエンジニアリング業界で働く主な魅力について紹介していくため、就職を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
グローバルビジネスに携われる
前項の「プラントエンジニアリング業界の将来性」でも解説した通り、日本のプラントエンジニアリング企業は主戦場を海外に移しており、新たなプラント建設の多くは海外で行われています。
そのため、海外の顧客と取引する機会が多く、グローバルビジネスに携われることが魅力だと言えるでしょう。
地図に残る社会的意義のある仕事ができる
プラントは一度建設されると長い間その場所に残り続けます。地図に残る仕事のため、いつまでも自分の成果を感じ取ることができるでしょう。
プラントエンジニアリングという社会的意義のある仕事に魅力を感じ、日々建設・運用・保守に精を出している方がいます。
全体を俯瞰するマネジメント力がつく
プラントエンジニアリングは他の業界企業では体験できないような規模が大きいプロジェクトが多く、大勢の関係者を統率することが求められます。
最初のうちは大きな仕事についていけず苦労する場合もありますが、徐々にマネジメント力がつき、自分の成長が実感できるでしょう。
英語力が向上する
海外の関係者も多くいることから、日々英語のメールが届き、英語の契約書を読み込んで理解するなど、半強制的に英語力が向上していくでしょう。
英語力が向上することで日常でも便利な場面が多く出てくるため、そこを魅力に感じている方も多いです。
プラントエンジニアリング業界のどんなところで文系の能力を活かせる?
記事の冒頭でも説明した通り、文系の能力をプラントエンジニアリング業界に活かすことは可能です。
主に重要な仕事に回されることも多く、その部分に魅力を感じている方もいるでしょう。ここからは具体的に解説していくため、ぜひ参考にしてみてください。
営業や財務・経理などの事務系職種で歓迎される
文系が採用されると主に営業の仕事につきます。それ以外にも、財務・経理などの事務系職種でも歓迎されるでしょう。
営業は主に官公庁やメーカー相手の営業活動を任され、1件当たり数億円~数百億円と非常に高い売上高の仕事を取ってくることが期待されます。
また、技術的な知見を持ったり外国語を話せたりする必要もあり、能力によって給料が高くなるのも大きな魅力だと言えるでしょう。
外国語が得意なら海外企業との折衝業務もある
外国語に自信があるなら、海外企業との折衝業務を任されることもあるでしょう。
外国語特有の言い回しや単語の裏の意味などを、全て的確に理解して交渉することが求められます。
プラントエンジニアリング業界に就職する際にあると有利な資格
プラントエンジニアリング業界に就職したいが、どのような資格を持っていると有利になるのか分からない方も多いでしょう。
そこで、ここからはプラントエンジニアリング業界に就職する際に、あると有利になる資格について紹介していきます。
特に文系の方は、プラントエンジニアリング企業に興味があり、本気であるとアピールできる良い材料になるでしょう。
※プラントエンジニアにおすすめの資格一覧は下記記事でも解説していますので、合わせてお読みください。
CAD利用技術者試験
図面の設計、作図するためのツール「CAD(キャド)」の熟知度を証明するために資格です。
試験は2次元CAD利用技術者試験と3次元CAD利用技術者試験に分かれており、設計を担当する部署を志望するのであれば持っておきたい資格の一つだと言えるでしょう。
機械設計技術者試験
一般社団法人日本機械設計工業会が実施している試験で、機械設計の知識や技術力について証明してくれます。
試験は1級~3級まであり、自分のレベルに応じて適切な試験に挑戦していきましょう。
技術英語能力検定
英語の科学技術文書を正しく読み書きできることが、客観的に評価できる資格検定です。
プラントエンジニアリング業は海外でのプロジェクトも多いため、自身の語学力を証明できれば就職活動において大きなアドバンテージになるでしょう。
プラントエンジニアリング企業への就活のポイント
プラントエンジニアリング企業に就職すると言っても特別なことはあまりなく、一般的な就職活動と変わりません。しかし、留意すべきポイントがあるのも事実です。
ここからは、プラントエンジニアリング企業へ就職活動を行う際に留意すべきポイントについて紹介していくため、ぜひ参考にしてみてください。
- 会社説明会に参加する
- エントリーシートでは社風に合う志をアピールする
- 志望動機には経営理念・ビジョン・社風を組み込む
- 文系の採用人数は少ないので一刻も早く接触を図る
会社説明会に参加する
プラントエンジニアリング業界は会社説明会への参加がほぼ必須で、参加した日からエントリーシートのダウンロード、Webテスト受験への参加資格が与えられます。
そのため、会社説明会には積極的に参加していきましょう。
エントリーシートでは社風に合う志をアピールする
エントリーシートは決して適当に書いて通過できるほど甘いものではありません。
他の業界企業同様、志望する企業の社風に合った志をアピールする必要があり、自分のやりたいこと、叶えたい夢を志望企業の事業に絡めていく必要があります。
社風に合った志をエントリーシートに記載できるようになるには、徹底した企業研究が求められるでしょう。
志望動機には経営理念・ビジョン・社風を組み込む
エントリーシート同様、会社の経営理念・ビジョン・社風を自身の志望動機に取り込むことが非常に重要になってきます。
それらは、基本的に公式ホームページに記載されていますが、プラスアルファで経営理念やビジョン、社風が反映されている活動について調べ、自身の志望動機に盛り込んでいきましょう。
文系の採用人数は少ないので一刻も早く接触を図る
プラントエンジニアリング業界で文系の採用を行っていると言っても、採用枠は非常に少なく、リクルーター面接も早い順で埋まっていくため、一刻も早く接触を図りましょう。
応募する頃には、既に文系の採用枠が埋まっていることも珍しくないため注意が必要です。
文系でもプラントエンジニアリング業界で活躍できる
プラントエンジニアリングは日本での需要が少なくなってきていると言われていますが、海外では益々の需要が見込まれています。そのため、将来性のある業界だと言えるでしょう。
プラントエンジニアリング業界に就職する際にあると有利な資格や、就活する際に留意すべきポイントなどについても紹介したため、プラントエンジニアリング業界に就職したい方はぜひ参考にしてみてください。
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