二級建築士の平均年収・給料は低い?収入アップさせる方法や転職情報を紹介


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「二級建築士の平均年収はどのくらいなのだろう?」
「女性でも稼げる仕事なのかな?」
二級建築士を目指す人のなかには、このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
二級建築士は、毎年2万人前後が受験する人気の資格試験です(比較として木造建築士の受験者数は約600~700人)。
求人案件に「二級建築士の資格必須」と書かれていることもあり、転職や就職の際に役立つ資格のひとつといえます。
今回は二級建築士の平均年収や給料、一級建築士との比較などを解説していきます。さまざまな比較を行うことで二級建築士になったあとの給与イメージが沸きやすくなりますよ。
二級建築士を目指している人や興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次
二級建築士の仕事内容は?
二級建築士の仕事は、戸建住宅やマンションなどの設計や工事の監理です。
具体的な業務としては、以下のようなものがあります。
- 設計図面の作成
- パース図面作成
- 建設工事に関する事務
- 建設工事の監督指導
- 建造物の調査
二級建築士が扱える工事の範囲は「延べ面積300平方メートル以下で、高さ13mかつ軒高9m以下の建築物」と定められています。※木造の場合は1,000平方メートルまで可能。
二級建築士の平均年収と日本の平均年収を比較
二級建築士の平均年収と日本の平均年収を以下の表にまとめました。
二級建築士の平均年収は約350~480万円となっており、建設業の約474万円と同等の数値です。
国内の全職種の平均年収(男性)約567万円に比べると、やや低い数値となっています。
ただしあくまで平均値となるので、勤務年数や個々のスキルによって給料は大きく変わる可能性があります。
一級建築士と二級建築士の平均年収・給料の違い
一級建築士と二級建築士の平均年収・給料の違いを以下の表にまとめました。
二級建築士の平均年収 | 約350~480万円 |
一級建築士の平均年収 | 約560~640万円 |
一級建築士の平均年収は約560万円~となっており、二級建築士の約350万円~よりも約210万円も高くなっています。
平均年収から推測する給料(月収)は、一級建築士が約46.6万円、二級建築士が約29.1万円です。
上位資格である一級建築士のほうが高給になる可能性が高いですが、企業の規模や学歴などによっても平均年収は変動します。
年収アップを目指すなら、一級建築士へのステップアップがおすすめです。
業種別の二級建築士の平均年収・給料
業種別の二級建築士の平均年収・給料を以下の表にまとめました。
業種 | 平均年収 | 平均月収 |
設計事務所 | 約480万円 | 約40万円 |
建築会社 | 約480万円 | 約40万円 |
ゼネコン | 約500万円 | 約41万円 |
ハウスメーカー | 約470万円 | 約39万円 |
建築設備士の勤務先には以下のような種類があります。
- 設計事務所
- 建築会社
- ゼネコン
- ハウスメーカー
もっとも平均年収が高いのはゼネコンで約500万円、低い数値となったのはハウスメーカーで約470万円です。
しかし全体的に見れば金額の差は少なく、どちらかというと企業ごとの待遇の違いのほうが大きいかもしれません。
同じような業務をしていても勤め先によって給料が違うのはよくあることです。
転職や就職先を探す際は、仕事内容や勤務時間、業種などさまざまな角度から比較してみましょう。
年代別の二級建築士の平均年収・給料
年代別の二級建築士の平均年収・給料を以下の表にまとめました。
年代 | 平均年収 | 平均月収(給料) |
20代 | 約371万円 | 約23万円 |
30代 | 約484万円 | 約30万円 |
40代 | 約614万円 | 約38万円 |
50代 | 約693万円 | 約43万円 |
60代 | 約469万円 | 約29万円 |
いずれの数値も「建築士」のカテゴリーとして集計されたものであり、一級・二級建築士の区分はありません。
いずれも目安の数値となっているため、参考程度にご覧ください。
年代別で見ていくと、もっとも平均年収が高くなるのは50代で約693万円です。
50代になると若い頃から積み重ねてきたスキルや経験値を活かせるようになり、社内での評価も上がる可能性があります。
二級建築士と公務員の平均年収・給料の違い
二級建築士と公務員の平均年収・給料の違いを以下の表にまとめました。
職種 | 平均年収 | 平均月収(給料) |
二級建築士の平均年収 | 約350~480万円 | 約29~40万円 |
国家公務員の平均年収 | 約682万円 | 約41万円 |
地方公務員の平均年収 | 約630万円 | 約37万円 |
二級建築士の平均年収は約350万円~で、一方、国家公務員は約682万円となっており約332万円もの違いがあります。
「公務員は安定している」「公務員は給料が高い」といった話を聞いたことがある方も多いと思いますが、実際の平均値もかなり高い数値です。
しかし、一級建築士の平均年収は約560~640万円というデータもあるので、職種に関わらず個人の努力次第では公務員と大差ない給料を得られる可能性もあります。
女性の二級建築士の平均年収・給料
男女別の建築士の平均年収・給料を以下の表にまとめました。
性別 | 平均年収 | 平均月収(給料) |
女性建築士の平均年収 | 約561万円 | 約46万円 |
男性建築士の平均年収 | 約654万円 | 約54万円 |
国内の全職種の平均年収 | ・男性約567万円 ・女性約280万円 ※国税庁/平均給与 |
一級・二級建築士が分かれているデータはなかったため、建築士全般の男女の比較表となっています。
女性の建築士の平均年収は約561万円、男性は約654万円で約93万円の差があります。
国税庁が発表している国内の平均年収では、男性約567万、女性が約280万円となっており、これに比べると男女差は少ないようです。
建築士の仕事内容は男女差なく行える業務が多いので、女性でも活躍しやすい傾向にあります。
二級建築士で年収1,000万円を目指せるか?
二級建築士として年収1,000万円を目指すことは可能です。
具体的には、独立開業すれば1,000万円以上の年収を目指せる可能性があります。
自分で会社を作れば頑張り次第で多くの収入を得られますが、思ったように仕事が軌道に乗るかはわかりません。
独立開業した場合は営業をしたり、自分で経理などの事務仕事をしたりしなくてはならないため、大変さを感じることもあるでしょう。
また二級建築士だけだと扱える建造物が限られてしまうため、一級建築士の資格取得が必要な場合もあります。
建築士でどのくらい収入があれば勝ち組と呼ばれるのか?
「勝ち組」「負け組」という言葉を聞いたことがある方は多いかもしれませんが、具体的に何をもって勝ちなのか、明確な基準はありません。
一般的な目安としては、年収が600万円以上あれば勝ち組と呼ばれることもあるようです。
しかし、あくまで個人の主観的な感想でしかないため、あまりこだわらないほうがよいでしょう。

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他者と比べて勝ち負けを推測するよりも、今後のスキルアップの方法に目を向けることがおすすめです。
二級建築士として年収をアップさせる方法
二級建築士として年収をアップさせる3つの方法を紹介します。
- 一級建築士を目指す
- 現場経験を積む
- 条件の良い会社を選ぶ
二級建築士として就職や転職する際は、社内にどのような評価ポイントがあるのかを確認しておくことがおすすめです。
一級建築士を目指す
二級建築士に比べて、一級建築士のほうが扱える現場規模が大きくなります。
そのため、上位資格である一級建築士の資格を取得すれば給料アップにつながります。
将来的にも建築士の仕事を続けていきたい方は、ぜひステップアップを目指してみてはいかがでしょうか。
現場経験を積む
さまざまな現場を経験し、スキルを高めることで給料アップにつながる可能性があります。
どのような仕事でも任せられるような人材になれば、社内での自分の価値がアップします。
経験値を積み上げていけば役職がついたり、プロジェクトのリーダーを任されたりすることがあるかもしれません。
多くの経験を積み、余裕をもって仕事に取り組めるようになれば、収入アップだけでなくやりがいも感じられるようになってくるでしょう。
条件の良い会社を選ぶ
とにかく年収を上げたいと考えている方は、給料や待遇など条件の良い企業を探して就職・転職することが肝心です。
会社ごとに給料の上限額はある程度決まっているため、いくら頑張っても昇給できない可能性があります。
自分が活躍できる職場で、将来性も高い会社を選ぶことが重要です。
二級建築士に関するよくある質問
二級建築士に関するよくある質問にお答えします。
- 二級建築士の資格取得は難しい?
- 二級建築士はどこまで建てられるの?
- 二級建築士は仕事がない?将来性はあるの?
- 二級建築士の転職は難しい?
インターネット上にはさまざまな情報が載っていますが、うわさ話レベルのものも多くあります。
もし、ネガティブな口コミがあっても鵜呑みにはせず、正しい情報を見極めましょう。
二級建築士の資格取得は難しい?
二級建築士の資格取得は簡単とは言えません。
二級建築士の試験の合格率は24%程度となっており、全体の3割未満の人しか合格できない難しい試験です。
学科試験の他に、実技として製図の試験もあります。
一発合格するためには、しっかりと対策を練っておくことが必要でしょう。
二級建築士の試験について詳しくは「二級建築士試験の難易度は高い?他資格の合格率との比較や勉強のポイントを紹介」もご覧ください。
二級建築士はどこまで建てられるの?
二級建築士は以下の材料を用いた住宅の建築に関われます。
設計・施工できる素材 | 扱える建物の大きさ |
・鉄筋コンクリート造 ・鉄骨造 ・石造 ・れん瓦造 ・コンクリートブロック造 ・無筋コンクリート造 | 面積:300平方メートルまで 高さ:13メートルかつ軒の高さ9メートルまで |
・木造 ・木造もしくは上記以外の構造 | 面積:1,000平方メートルまで 高さ:13メートルかつ軒の高さ9メートルまで |
これより大きな建造物の設計や監理を行いたい場合には、一級建築士の資格取得が必要です。
二級建築士は仕事がない?将来性はあるの?
二級建築士は将来性のある仕事です。
どのような住宅を建てる際にも建築士の存在は必要なので、 建築士の仕事がなくなる可能性は低いと考えられます。
「今後AIが発達したら、仕事がなくなるのでは?」と不安な方もいるかもしれませんが、あまり心配しなくても大丈夫です。
二級建築士の仕事は、ただ設計や調査をすればよいわけではなく、施工主に寄り添った提案ができるかが大切なポイントです。
二級建築士の仕事のすべてをコンピューターで完結させることは、非常に難しいでしょう。
二級建築士の転職は難しい?
二級建築士の資格があると転職の際に有利です。
資格がなくても建築に関わることはできますが、 第三者目線から見てわかりやすい実績の一つといえます。
ちなみに、当社・株式会社夢真が運営する建設関係の仕事に特化した求人サイト「俺の夢」に掲載実績のある、二級建築士の案件には下記のようなものがあります。
業務内容 | S造オフィスビル新築工事 |
応募資格 | ・二級建築士 ・建築の施工管理経験 ・1級建築施工管理技士 |
年収例 | 経験35年/58歳/男性:年収984万円 |
年収例は約984万円と非常に好待遇の求人案件で、応募の必須条件には二級建築士の資格が含まれています。
高い年収を狙うためには経験年数も必要ですが、二級建築士の資格を所持していれば転職の際に役立つでしょう。
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二級建築士の平均年収を、国内の平均年収や公務員の年収と比較しました。
建築士として働くなら、上位資格である一級建築士を取得しておくと、さらに高い年収が狙えます。
建築士は女性でも働きやすいと言われており、平均年収の差も他の職種に比べると少ない傾向にあります。
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二級建築士の平均年収は約350~480万円ですが、業種別では設計事務所や建築会社は約480万円、ゼネコンでは約500万円です。年代別では20代:約371万円、30代:約484万円、40代:約614万円、50代では約693万円になります。
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