どれを取得すべき?無線に関する資格の種類を紹介


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無線に関する資格は複数あります。
無線設備を使い通信操作をする際に必要な資格ですが、種類別に分かれています。
たとえば海上で使う無線や航空機で使う無線など、無線を使う場所やシーンによって必要な資格が異なることを知っておきましょう。
これらの資格は無線従事者国家資格に合格することで取得可能です。
本記事では、無線に関する資格の種類やその概要、試験の内容などについて紹介します。
目次
無線従事者資格とは
無線従事者資格とは、総務省が管轄している国家資格です。
無線設備を扱うためには、この無線従事者資格に該当する資格取得が必要です。
無線設備とは、電波の送受信を行う設備のことを指します。
この無線設備を扱うためには専門的な知識や技術が必要となるため、この無線従事者資格を取得していないものには操作は認められていません。
たとえば航空管制官や河岸局、タクシーの基地局など無線設備を扱う職場では、必要不可欠な資格といえます。
無線の資格の種類と試験科目
無線従事者資格の種類は大きく分けると6種類に分けられます。
ここでは無線の資格の種類と試験科目について紹介します。
総合無線通信士
総合無線通信士とは、海上・陸上・航空などの無線設備を扱うために必要な資格です。
第一級~第三級の種類に分かれています。
それぞれの試験科目と問題数、試験時間は以下です。
科目 | 第一級 | 第二級 | 第三級 |
---|---|---|---|
工学の基礎 | 25問 2.30 | 25問 2.30 | 25問 2.30 |
工学 | 25問 2.30 | ||
工学A | 25問 2.30 | 25問 2.30 | |
工学B | 25問 2.30 | 25問 2.30 | |
法規 | 25問 2.30 | 25問 2.30 | 20問 1.30 |
英語・会話 | 7問 30分以内 | 7問 30分以内 | |
英語・筆記 | 5問 1.30 | 5問 1.30 | 5問 1.30 |
地理 | 4問 1.0 | 4問 1.0 | |
電信・和文 | 送受信 75字 約5分 | 送受信 75字 約5分 | 送受信 70字 約3分 |
電信・欧文・暗 | 送受信 80字 約5分 | 送受信 80字 約5分 | 送受信 80字 約3分 |
電信・欧文・普 | 送受信 100字 約5分 | 送受信 100字 約5分 | 送受信 100字 約3分 |
電話・欧文 | 送受話 50字 約2分 | 送受話 50字 約2分 | |
印刷電信・欧文普 | 送信 50字 約5分 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
第一級総合無線通信士
第一級の資格は想像無線通信士の中で最も難易度の高い資格とされています。
陸上・海上・航空施設に設置されているすべての無線設備の取扱いが可能となります。
さらに気象庁や放送局、警察庁など、無線を取り扱う多くの職種で役立つ資格といえるでしょう。
第二級総合無線通信士
二級の資格は、国内にある全ての無線局の設備を操作可能です。
たとえば船舶や航空機と通信する無線などの操作ができます。
また国内の商戦を扱っている船舶局や海岸局などでも活躍できるとされています。
第三級総合無線通信士
小型・中型の漁船などと通信を行う際の無線設備操作や、漁業用の船舶と通信を行う海岸局での無線設備操作が可能です。
またタクシーやパトカーなどと通信を行う際の無線設備の操作もできます。
海上無線通信士
船舶と通信をする海岸局や船舶局での無線設備操作が可能となる資格です。
無線航行局で操作する無線の出力数などで等級が分かれています。
海上無線通信士は一級から四級まで分類されています。
国際通信を行いたい場合は、三級以上の資格取得を目指しましょう。
四級だけ試験科目が少ないので、受験の際には知っておきましょう。
一級~三級
科目 | 第一級 | 第二級 | 第三級 |
---|---|---|---|
工学の基礎 | 25問 2.30 | 25問 2.30 | |
工学 | 15問 1.30 | ||
工学A | 25問 2.30 | 25問 2.30 | |
工学B | 25問 2.30 | 25問 2.30 | |
法規 | 20問 2.30 | 20問 2.30 | 20問 2.30 |
英語・会話 | 7問 30分以内 | 7問 30分以内 | 7問 30分以内 |
英語・筆記 | 5問 1.30 | 5問 1.30 | 5問 1.30 |
電話・欧文 | 送受話 50字 約2分 | 送受話 50字 約2分 | 送受話 50字 約2分 |
印刷電信・欧文普 | 送信 50字 約5分 | 送信 50字 約5分 | 送信 50字 約5分 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
四級
科目 | 第四級 |
---|---|
工学 | 18問 2.00 |
法規 | 20問 1.30 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
第一級海上無線通信士
一級の資格があれば、大規模な海岸局の無線を操作する際に必要な資格とされています。
主に海岸局や船舶局で就職・転職する際に有利となるでしょう。
またGMDSS制度の対象船舶と通信を行う無線設備の操作が可能な資格です。
GMDSS制度は、船舶が遭難した場合、付近の船舶による救助作業ができるようになる制度です。
第二級海上無線通信士
二級は、中規模な海岸局の無線の操作が可能になる資格です。
漁船や比較的陸地から近い内航船舶を取り扱う船舶局、小規模海岸曲の無線操作もできます。
一級と同じく、GMDSS制度の対象船舶と通信を行う海岸局や無線局への就職・転職に有利になる資格とされています。
第三級海上無線通信士
GMDSS制度対象となる小規模海岸局や船舶局での無線操作が可能となる資格です。
プレジャーボート船舶局や小型漁船の無線設備の操作なども可能です。
第四級海上無線通信士
無線電話などを使用する小型漁船を対象とする船舶局や海岸局の無線を操作できます。
小規模な海岸局や船舶局での就職に必要とされています。

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航空無線通信士
航空無線通信士は、航空関係の無線設備操作を行う際に必要な資格です。
航空会社のパイロット、整備員、航空管制官などに就職する際に有利となるでしょう。
試験科目と試験時間は以下の通りです。
科目 | 航空無線通信士 |
---|---|
工学 | 14問 1.30 |
法規 | 20問 1.30 |
英語・会話 | 7問 30分以内 |
英語・筆記 | 5問 1.30 |
通信術・欧文 | 送受話50字 約2分 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
陸上無線技術士
陸上の無線設備操作が可能となります。
たとえば放送局や官公庁、タクシー、救急車などの移動局と通信を行う際に必要です。
陸上無線技術士の資格は第一級、第二級に分類されています。
試験科目と試験時間は以下の通りです。
科目 | 第一級 | 第二級 |
---|---|---|
工学の基礎 | 25問 2.30 | 25問 2.30 |
工学A | 25問 2.30 | 25問 2.30 |
工学B | 25問 2.30 | 25問 2.30 |
法規 | 20問 2.00 | 20問 2.00 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
特殊無線技士
海上無線技士や陸上無線技士などは通常の資格に加えて「特殊無線技士」という資格があります。
電波利用技術などの進歩に伴って、各種の小規模な無線局が利用されるようになりました。
それらの無線局に配置する資格取得を簡単にするため、無線局の種類や周波数などの範囲を限定した特殊無線技士の資格が設立されました。
ここでは特殊無線技士の種類や特殊無線技士資格取得に必要な試験科目と概要について紹介します。
科目 | 第一級 海上特殊無線技士 | 第二級 海上特殊無線技士 | 第三級 海上特殊無線技士 | レーダー級海上特殊無線技士 | 航空特殊 無線技士 | 第一級 陸上特殊無線技士 |
---|---|---|---|---|---|---|
工学 法規 | 工、法 各12問 1.00 (30) | 工、法 各12問 1.00 (30) | 工学10問 法規20問 1.00 (40) | 工、法 各12問 1.00 | 工、法 各12問 1.00 (30) | 工学24問 法規12問 3.00 (2.30) |
英語・会話 | 5問 30分以内 | |||||
英語・筆記 | ||||||
通信術・欧文 | 送受話 50字 約2分 | 送受話 50字 約2分 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
科目 | 第二級 陸上特殊無線技士 | 第三級 陸上特殊無線技士 | 国内電信級陸上 特殊無線技士 |
---|---|---|---|
工学 法規 | 工学、法規 各12問 1.00 | 工学、法規 各12問 1.00 | 法規 12問 0.30 |
通信術・和文 | 送受信 75字 約3分 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
アマチュア無線技士
アマチュア無線技士は、個人が無線機器を操作する際に必要な資格です。
名前の通り、個人の趣味やイベントなどで利用する際に取得する方が多いとされています。
そのため業務用として使用することはできません。
アマチュア無線技士資格取得に必要な試験科目は以下の通りです。
科目 | 第一級 アマチュア 無線技士 | 第二級 アマチュア 無線技士 | 第三級 アマチュア 無線技士 | 第四級 アマチュア 無線技士 |
---|---|---|---|---|
工学 | 30問 2.30 | 25問 2.00 | 工学14問 法規16問 1.10 | 工学、法規 各12問 1.00 |
法規 | 30問 2.30 | 30問 2.30 |
出典:公益財団法人 日本無線協会「資格別・科目別試験問題数と試験時間」
無線従事者資格との違い
アマチュア無線資格と無線従事者資格との一番の違いは、仕事で使用できるかできないかということです。
アマチュア無線技士資格は仕事では使用できません。
業務用の無線従事者資格の中には、アマチュア無線技士資格を兼ねているものがあります。
無線を使う業務に就きたいなら必須といえる資格
無線従事者資格は、航空局や海岸局、放送局、気象庁など幅広い職種で使われる資格です。
そのため無線を使った仕事に就きたいと考えている方は必須の資格といえるでしょう。
就職・転職したい分野ではどんな資格が必要なのかを確認し、把握することが重要です。
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無線従事者資格とは、総務省が管轄している国家資格です。
無線設備を扱うためには、この無線従事者資格に該当する資格取得が必要です。
無線設備とは、電波の送受信を行う設備のことを指します。
この無線設備を扱うためには専門的な知識や技術が必要となるため、この無線従事者資格を取得していないものには操作は認められていません。
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