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消防設備士乙6とは?取得メリットや合格するための6つのポイントを紹介!

働く
公開日時 2022.07.25 最終更新日時 2024.04.19

消防設備士乙6とは


消防設備士の資格は国家資格で、甲種と乙種に分けられます。
・甲種
工事と整備、点検などを行うことができます。
1~5類まであります。
・乙種
乙種は整備のみを行える資格です。
1~7類まで分けられています。

類とは対象となる設備によって区分されています。

乙6は消火器を専門とした資格

その中で6類は、消防設備の一つである消火器を専門に取り扱える資格です。
消火器はさまざまな建物等に設置される消防設備であり、その数も圧倒的です。
そのため建設業界をはじめとした幅広い業界で役立つ資格といえるでしょう。

消防設備士乙6の取得メリット


消防設備は、一度設置したら定期的に点検や整備を確実に行わなければいけません。
消防設備士乙6の資格は、この世から消火器が無くならない限り必要とされます。
建物が増えれば増えるほど必要とされる場が多くなり、将来性がある資格です。
点検会社や管理会社など、消防設備士乙6の資格が活かせる会社もたくさんあります。
以下では、消防設備士乙6の資格取得のメリットを、具体的に4つ紹介します。

需要がある

消火器は日常生活の中でも特に身近とされる消防設備です。
オフィスビルや商業施設などの大型の建物から、戸建て住宅などの小さな建物までさまざまな場所に設置されています。
消火器は万が一火災が発生した際に問題なく使えるように、常に万全の状態にしておく必要があります。
そのため定期的な整備が必要とされるのですが、それを行えるのが消防設備士乙種6類の資格です。
消防設備関係の会社だけでなく、消火器を使用・設置している幅広い業界で必要とされています。
もちろん建設業界でも役立つため、需要の高い資格といえるでしょう。

収入アップが期待できる

多くの会社では、資格取得者には手当がつきます。
そのため消防設備士乙種6類の資格を取得すれば収入アップが期待できるでしょう。
また消防設備士乙種6類だけでなく、他の消防設備士の資格を取得すれば、さらにメリットがあります。
社内評価が上がるので、さらなる年収アップが期待できます。

転職の際に有利になることが多い

資格があれば、その分野に関する専門的な知識と技術があることが客観的に証明できます。
そのため一般的に、資格取得者の方が転職に有利なことが多いです。
特に消防設備士乙種6類で取り扱う消火器は幅広い業種・会社で使用します。
このため転職の際にも大きなアピールポイントになるでしょう。

業務での活躍の幅が広がる

全国各地のあらゆる施設が火災設備や防災設備の設置義務対象となっており、建物が多いほど消防設備士も必要です。
しかし消防設備士が点検できる設備は資格ごとに違い、スプリンクラー設備は1類、自動火災報知設備は4類などと決められています。
そうした消防設備の中でも、消火器は特に身近な設備です。
1類や4類の資格を既に取得している人は、消防設備士乙6の資格を取得することで、業務の幅を広げることができます。

消防設備士乙6の概要3つ


消防設備士乙6の試験は、学歴や年齢に関係なく誰でも受験することができます。
試験は筆記試験と実技試験の2つを受験しなければなりません。
受験案内や受験願書は、各都道府県の消防試験研究センターや関係機関、消防本部で配布されています。
申請方法は書面申請と電子申請があり、現住所と勤務地にかかわらず希望する都道府県での受験が可能です。
以下では、消防設備士乙6の試験内容の概要を3つに分けて解説します。

出典:乙種|一般財団法人 消防試験研究センター
参照:https://www.shoubo-shiken.or.jp/shoubou/qualified.html

1:試験科目と問題数

筆記試験
・消防関係法令 10問
・基礎的知識 5問
・構造、機能、整備 15問
計30問

実技試験
5問

2:合格基準と合格率

筆記試験では各科目ごとに40%以上かつ全体の出題数の60%以上の成績、実技試験では60%以上の成績を修めたものが合格です。
「一般社団法人 消防試験研究センター」の発表によると、合格率はおおむね30~40%台で推移しています。
このことから国家資格の中では比較的取得しやすい資格とされています。

3:科目ごとの難易度

消防設備士乙種6類は、合格率が約30~40%なことから、国家資格の中では難易度が低い資格といわれています。
しかし科目ごとの対策はしっかり練らないと合格はできません。
筆記試験の「消防関係法令」、「基礎的知識」、「構造、機能、整備」はマークシート方式で行われます。
これに比べて実技試験は写真・イラスト・図面等を使った記述式なので、マークシート方式よりも難しいといえるでしょう。
このため特に実技試験問題については、じっくり対策を練る必要があります。

科目免除されるケースもある

消防設備士乙種6類以外の消防設備士の資格や、電気工事士、技術士等の資格を持っていれば一部の試験科目が免除されます。
また消防団員として5年以上勤務し、かつ所定の教育を修了している場合でも、免除される場合があるので事前に確認しておきましょう。
科目が免除になった場合、試験時間も短縮となります。
免除申請を行う場合は、資格を証明する書類が必要です。

消防設備士乙6に合格するためのポイント6つ

消防設備士乙6に合格するためのポイント6つ


消防設備士乙6の試験対策は、筆記試験も実技試験も暗記がメインになります。
試験内容自体は決して難しいものではなく、実務経験が全くなくても、しっかり対策すれば誰にでも合格の可能性があるでしょう。
暗記が苦手な人も、ポイントを押さえて効率良く勉強すれば、必要な知識をきちんと覚えることができます。
以下では、消防設備士乙6の試験に合格するための6つのポイントを、具体的に解説します。

1:休日や隙間時間など十分な勉強時間を確保する

消防設備士乙6の試験は、どれだけたくさん暗記できるかがポイントになります。
したがって、覚えたことを忘れないように、継続的に勉強する必要があります。
平日の隙間時間や休日を使って、コツコツ暗記しましょう。
必要な勉強時間の目安は、1日1~2時間勉強する場合、1~2か月程度です。
しかし、暗記には得意・不得意があり、覚える速さも人によって異なります。
必要な勉強時間は個人差があるので、あくまでも目安にしてください。

2:用語とその意味をしっかり覚える

筆記試験の消防関係法令では、用語の暗記と、その意味を理解していることが大切です。
問題の中にはひっかけ問題のような紛らわしいものもあります。
用語を暗記しただけで意味の理解があいまいだと、間違ってしまいます。
消防関係法令は、全科目の中でも特に受験者を悩ませる用語が多い科目です。
単に用語を暗記するだけではなく、自分で意味をわかりやすくまとめて、用語の意味もしっかり理解しましょう。

3:数式や算出方法をおさえておく

基礎的知識の科目では、計算問題が出題されます。
物理の問題と似ているものが多く、公式に当てはめればすぐに解ける問題です。
複雑な計算はありませんが、文系の人はしっかり対策しないと得点が難しい科目です。
筆記試験は各科目40%以上の成績が必要なため、基礎的知識では、5問中2問以上正解しなければいけません。
最低でも3回は問題集を繰り返し解いて、数式や算出方法を覚えましょう。

4: 消火器の名称と特徴をセットで覚える

消防設備士乙6の実技試験では、消火器の写真を見て名称や特徴について回答します。
消火器の名称だけわかっていたり、特徴だけ知っていたりするだけでは不十分です。
消火器の写真、名称、特徴をセットで覚えてください。
テキストを読んで用語を覚えたり理解したりするのが苦手な人は、まずは実技試験の勉強から始めてみると良いでしょう。
消火器の写真をスマホに保存しておくと、隙間時間でもすぐに勉強ができます。

5:消火器の操作方法は動画を見てイメージをつかむ

消防設備士乙6の実技試験では、消火器の作業手順や操作方法を記述式で解答します。
消火器の作業手順や操作方法は、消火器を実際に使ったことがないと覚えづらいでしょう。
そんなときは、実際に消火器を使っている動画を見てイメージをつかむことをおすすめします。
文章だけよりも理解がしやすいため、実技試験で必要な知識が吸収しやすくなります。
消火器を使っている動画以外にも、YouTubeには消防設備士乙種第6類の試験問題に関係する内容を解説した動画があるので、参考にしてみてください。

6:過去問題集をたくさん解く

筆記試験も実技試験も、消防設備士乙6の試験では過去問題と似たような問題が多く出題されます。
したがって、テキストだけでなく、過去問題集も解くことでしっかりと試験対策ができます。
3~5年分の過去問題集を解けば類似した問題があることに気づくので、こうした出題率の高い問題を重点的に対策しましょう。
過去問題は、消防試験研究センターのウェブサイトで一部が公開されています。

消防設備士乙6を受験する流れ6つ


消防設備士乙6の試験は、願書を提出して受験票を受け取ることで受験できます。
受験資格はありません。
試験は都道府県ごとに実施され、都道府県によって試験日程や合格発表の日程が違います。
受験当日の詳細は、消防試験研修センターだけでなく、自身が受ける都道府県支部のウェブサイトでも確認しましょう。
以下では、願書の提出や、受験当日の持ち物、合否の確認方法などを解説します。

1:日程の確認

試験は同じ日程で複数の試験を行っている場合もあれば、一部の試験しか受験できない日程もあります。
そのため事前に消防設備士乙種6類の試験がいつ行われているのか、チェックしておきましょう。
試験の日程は「一般財団法人 消防試験研究センター」で確認できます。

2:願書の提出

願書は各都道府県支部や東京都の中央試験センター等で、無料で配布されています。
また郵送で送ってもらうこともできます。
記入した願書はセンターに持参するか、郵送で提出しましょう。
インターネットから受験申請を行う「電子申請」の利用も可能です。
ただし電子申請は、1日に実施される試験の1種類に限って行えるものです。
また受験資格を証明する書類を必要としない試験の申請に限定されています。
乙種は証明書の申請が必要ないので、誰でも申請可能です。

3:受験票の受け取り

受験票は試験日の約1週間前までに郵送されます。
1週間前までに届いていない場合は、速やかに消防試験研究センターなどに問い合わせましょう。

4:試験

各センター等で受験します。

5:結果通知書の送付

消防試験研究センター等から試験結果通知書が送付されます。
またホームページ上でも合格発表が行われています。
ただしホームページ上の発表はあくまで補助的なものなので、試験結果通知書でしっかり内容を確認しましょう。

6:免状交付申請

合格したら免状交付申請を行います。
受験した各都道府県のセンター支部で申請を行いましょう。
申請には以下の書類が必要です。
・免状交付申請および試験結果通知書
この2つは切り離さないよう注意しましょう。
・送付用封筒
免状を郵送で受け取る場合に必要なものです。
定形封筒の表面に、郵便番号、住所、氏名を記入し、簡易書留郵便料金の404円分の切手を貼付し、裏面下部に受験番号を記入します。
・手数料
2,900円(1種類につき)
・既得免状
他の消防設備士免状や危険物取扱免状などを持っている方は持参します。

消防設備士乙6は幅広い場所で活躍が期待できる


消防設備士乙種6類は、消火器に関する資格です。
消火器はさまざまな建物等で使用する一般的な消火設備のため、数多くの場所に設置されています。
そのため消防設備士乙種6類の資格の需要は非常に高いといえます。
資格手当などによる収入アップや、転職の際に有利になることも期待できます。
自身のキャリアアップが期待できる資格なので、興味がある方はぜひ取得してみてはいかがでしょうか。
また消防設備士乙種6類の資格が活かせる建設業界に興味のある方は、ぜひ業界最高水準の給与額の求人を多数掲載している「俺の夢」にご相談ください。

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