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危険物取扱者の年収は?種類ごとの違いや年収アップ方法を紹介

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公開日時 2023.11.03 最終更新日時 2023.11.06

危険物取扱者として働きたいと考えている方は「年収はどのくらいなのか」「年収は上がっていく職種なのか」と気になっている方もいるでしょう。

危険物取扱者は取得資格や経験、働く職種によって平均年収は大きく異なります。

今回は危険物取扱者の概要を解説した上で、3種類の資格の違いを紹介していきます。

職種別の平均年収も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

 


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危険物取扱者とは?仕事内容を紹介

危険物取扱者がどのような仕事をしているかわからない方もいるのではないでしょうか。

ここでは、以下の3つにわけて危険物取扱者の仕事内容を詳しく紹介していきます。

  • 危険物の使用
  • 危険物の運搬
  • 危険物の管理

危険物の使用

危険物取扱者は、危険物に該当する物を使用する場所で業務を行う職種です。

危険物とは具体的には以下の物を指します。

  • ガソリン
  • 軽油
  • 灯油
  • 化学薬品

これらの危険物を使用する場合、危険物取扱者の資格保有者がいなければ業務を行えません。

事故が発生しないように、または安全に業務を遂行するために危険物取扱者が行う必要があります。

資格を持たない方が危険物を使う場合は、危険物取扱者の資格保有者が立ち会う必要があります。

危険物の運搬

危険物を運搬するためには危険物取扱者の資格が必要です。

具体的には、以下のような状況での運搬が行われています。

  • タンクローリーでの運搬
  • フォークリフトでの運搬
  • 車の荷台に乗せての運搬
  • 手押し台車での運搬
  • 容器を持っての運搬

ガソリンなどの石油製品や医薬品などを運ぶ際には、大型トラックの免許やフォークリフトの免許だけでなく危険物取扱者の資格が必要です。

危険物取扱者の資格保有者がフォークリフトや大型トラックの免許を保有していると、重宝される傾向にあります。

危険物の管理

危険物を保管する施設では、危険物取扱者を配置する義務があります。

危険物の管理は、以下のような施設で行われています。

  • 石油プラント
  • 化学薬品工場
  • ガソリンスタンド
  • ホテル、旅館
  • 病院、介護施設

ホテルや旅館、病院などでは、灯油や重油などを使用するボイラーが設置されていることが多いため、危険物の管理者として危険物取扱者の配置が必要です。

3種類の危険物取扱者の違い

危険物取扱者には、丙種・乙種・甲種の3種類があり、それぞれに違いがあります。

この3種類の危険物取扱者の違いを以下の2つに分けて紹介します。

  • 取扱可能な危険物が異なる
  • 受験資格が異なる

それぞれ詳しく紹介するので、危険物取扱者の資格取得を考えている方はぜひ参考にしてみてください。

取扱可能な危険物が異なる

3種類の危険物取扱者では、取扱可能な危険物が異なります。

種類別の取扱可能な危険物は以下の通りです。

資格の種類
取扱いのできる危険物
甲種乙種第1類~第6類の危険物全て
乙種第1類塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類、臭素酸塩類、硝酸塩類、よう素酸塩類、過マンガン酸塩類、重クロム酸塩類などの酸化性固体
第2類硫化りん、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム、引火性固体などの可燃性固体
第3類カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、アルキルリチウム、黄りんなどの自然発火性物質及び禁水性物質
第4類ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体
第5類有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物、アゾ化合物、ヒドロキシルアミンなどの自己反応性物質
第6類過塩素酸、過酸化水素、硝酸、ハロゲン間化合物などの酸化性液体
丙種ガソリン・灯油・重油・軽油・潤滑油・引火点130℃以上の第3石油類・第4石油類、動植物油類のみ

参考:一般財団法人 消防試験研究センター

種類ごとに取り扱える危険物が異なっており、甲種がもっとも取り扱える危険物が多く、丙種がもっとも少なくなっています。

甲種取得後は6ヶ月の実務経験を積むと、危険物保安監督者や甲種防火管理者の有資格者になれます。

乙種取得後は6ヶ月の実務経験を積めば、危険物保安監督者になれるだけでなく、無資格者の立ち会いが可能です。

丙種を取得した場合、危険物保安監督者になれず、無資格者の立ち会いも不可能という違いがあります。

受験資格が異なる

3種類の危険物取扱者は、受験資格が異なります。

乙種や丙種は受験資格がなく、誰でも受験できますが、甲種の場合は受験資格が以下のように定められています。

  • 大学等において化学に関する学科等を修めて卒業した者
  • 大学等において化学に関する授業科目を15単位以上修得した者
  • 乙種危険物取扱者免状を有する者
  • 修士・博士の学位を有する者

受験資格を満たしていない場合でも、乙種のうち1種類を取得して2年の実務経験を積むと受験が可能となります。

合格率は丙種が50.4%、乙種が44.9%、甲種が39.5%と難易度に差があり、試験内容や試験時間も甲種がもっとも長く難しくなっています。

初めて受験する場合は丙種から徐々にレベルを上げて取得することがおすすめです。

危険物取扱者の職種別平均年収

危険物取扱者を取得した場合の年収は以下の通りです。

平均年収平均月収
甲種約424万円約28万円
乙種約366万円約24万円
丙種約319万円約21万円

参考:求人ボックス

取得する資格によって平均年収が大きく異なるため、年収を上げたい方は資格の取得がおすすめです。

また、資格取得後にどの職種に就くかによっても平均年収が大きく異なります。

ここでは、危険物取扱者が就職することが多い職種ごとに平均年収を紹介します。

  • タンクローリー運転手の平均年収
  • 石油精製オペレーターの平均年収
  • ガソリンスタンドの平均年収
  • 医薬品製造の平均年収

それぞれ詳しく紹介するので、資格取得後に働く職種の参考にしてみてください。

タンクローリー運転手の平均年収

厚生労働省が運営するjobtagに記載されている危険物取扱者の就職先の1つである「タンクローリー運転手」の平均年収は以下の通りです。

平均年収平均月収
タンクローリー運転手約477万円約25万円

参考:jobtag

令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年(令和3年)の日本の平均年収は443万円なので、タンクローリー運転手は平均以上の年収を得られています。

25歳~29歳の平均年収は約448万円であり、若くして日本の平均以上の年収が得られる職種です。

石油精製オペレーターの平均年収

厚生労働省が運営するjobtag記載されている危険物取扱者の就職先の1つである「石油精製オペレーター」の平均年収は以下の通りです。

平均年収平均月収
石油精製オペレーター約510万円約21万円

参考:jobtag

令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年(令和3年)の日本の平均年収は443万円なので、石油精製オペレーターは平均以上の年収を得られています。

平均月収は高くない職種ですが、平均年収は高いためボーナス額が高いことがわかります。

30代で約500万円を超え、50代で600万円を超える職種なので、資格を活かして稼ぎたい方におすすめです。

ガソリンスタンドの平均年収

厚生労働省が運営するjobtagに記載されている危険物取扱者の就職先の1つである「ガソリンスタンド」の平均年収は以下の通りです。

平均年収平均月収
ガソリンスタンド約357万円約22万円

参考:jobtag

令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年(令和3年)の日本の平均年収は443万円なので、ガソリンスタンドの年収は日本の平均以下となっています。

危険物取扱者が重宝される職種の中でも平均年収だけで比べると、もっとも低い職種です。

医薬品製造の平均年収

厚生労働省が運営するjobtagに記載されている危険物取扱者の就職先の1つである「医薬品製造」の平均年収は以下の通りです。

平均年収平均月収
医薬品製造約510万円約22万円

参考:jobtag

令和3年分民間給与実態統計調査」によると、2021年(令和3年)の日本の平均年収は443万円なので、医薬品製造は平均以上の年収を得られています。

また、平均年収が高いにもかかわらず、1ヵ月の平均労働時間は160時間と多くないため、きつい働き方をせずに稼ぎたい方におすすめの職種です。

危険物取扱者として年収を上げる2つの方法

危険物取扱者として年収を上げる方法は以下の2つが挙げられます。

  1. スキルをつけて転職する
  2. 資格を取得する

それぞれの方法について詳しく紹介するので、実現ができそうな方法を実践してみてください。

1.スキルをつけて転職する

危険物取扱者としてスキルを付けてから転職をして年収アップを狙う方法もおすすめです。

危険物取扱者は乙種以上の資格を取得し、6ヵ月以上の実務経験があると危険物保安監督者になれるため市場価値が上がります。

実務経験を積み、危険物保安監督者として転職をすると年収がアップしやすくなるため、まずは経験を積み、スキルを身に付けてから転職してみてください。

2.資格を取得する

危険物取扱者として年収を上げる方法の1つは、資格を取得することです。

以下の通り、危険物取扱者は上位の資格を取得することで年収アップが期待できます。

平均年収平均月収
甲種約424万円約28万円
乙種約366万円約24万円
丙種約319万円約21万円

参考:求人ボックス

上位資格を取得すると、以下の通り取り扱える危険物が増え、市場価値が上がるため年収が上がります。

資格の種類分類取扱いのできる危険物
甲種乙種第1類~第6類の危険物全て
乙種第1類塩素酸塩類、過塩素酸塩類、無機過酸化物、亜塩素酸塩類、臭素酸塩類、硝酸塩類、よう素酸塩類、過マンガン酸塩類、重クロム酸塩類などの酸化性固体
第2類硫化りん、赤りん、硫黄、鉄粉、金属粉、マグネシウム、引火性固体などの可燃性固体
第3類カリウム、ナトリウム、アルキルアルミニウム、アルキルリチウム、黄りんなどの自然発火性物質及び禁水性物質
第4類ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体
第5類有機過酸化物、硝酸エステル類、ニトロ化合物、アゾ化合物、ヒドロキシルアミンなどの自己反応性物質
第6類過塩素酸、過酸化水素、硝酸、ハロゲン間化合物などの酸化性液体
丙種ガソリン・灯油・重油・軽油・潤滑油・引火点130℃以上の第3石油類・第4石油類、動植物油類のみ

参考:一般財団法人 消防試験研究センター

全ての危険物の取扱いが可能な甲種の取得を目指し、危険物取扱者としての市場価値を高めて年収を上げましょう。

危険物取扱者の年収に関するよくある質問

危険物取扱者の年収に関するよくある質問には以下の4つがあります。

  • 危険物取扱者乙4を取得すれば稼げるというのは本当ですか?
  • 危険物取扱者乙4が人気な理由はなんですか?
  • 危険物取扱者の試験日程はどのようになっていますか?
  • 危険物取扱者の難易度は高いですか?

それぞれの質問とその回答を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

危険物取扱者乙4を取得すれば稼げるというのは本当ですか?

危険物取扱者の資格取得をしていない方よりは稼げる可能性が高まりますが、危険物取扱者乙4を持っているから必ず稼げるとは限りません。

危険物取扱者乙4を取得した上で就職する企業によって大きく年収が異なります。

ただし、危険物取扱者乙4は需要が多く、給与アップだけでなく資格手当も期待できるため、取得したことで稼げるようになる可能性は高いです。

危険物取扱者乙4が人気な理由はなんですか?

危険物取扱者乙4はガソリンや軽油、灯油、重油などの生活に近い危険物の取扱が可能となり、企業からの需要が高いため人気があります。

また、乙種は受験資格がないため誰でも受けることが可能であり、受験ハードルが低い点も人気がある要因の1つです。

市販のテキストや講座も充実しているので、初めての方でも挑戦しやすくなっています。

危険物取扱者の試験日程はどのようになっていますか?

危険物取扱者の試験は東京ではほぼ毎月、他の都道府県では年に2~3回開催されています。

どの都道府県で受験しても問題ないため、都合のいい日程で開催されている地域を選択して受験しましょう。

危険物取扱者の難易度は高いですか?

危険物取扱者の難易度は甲種と乙4の難易度が高く、乙4以外と丙種はそこまで高くありません。

危険物甲種試験は合格率が例年30~40%程度、乙4は30%前後、乙種の第4類以外は60~70%、丙種は50%前後となっています。

危険物取扱者に初めて挑戦する方は、丙種または乙4以外の乙種から受験することをおすすめします。

危険物取扱者の難易度や合格率などについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧ください。

>>【国家資格】危険物取扱者試験の難易度は?合格率や試験勉強のポイントも紹介

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危険物取扱者は甲種・乙種・丙種に分かれており、丙種より乙種、乙種より甲種が上位資格となっています。

上位資格を取得したり、スキルを身に付けて転職したりすることで、年収アップが期待できます。

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危険物取扱者の年収は?

危険物取扱者を取得した場合の年収は、甲種は約424万円、乙種は約366万円、丙種は約319万円となっています。

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