施工管理が知っておくべき工事と建設現場の知識:石工事

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石材やコンクリートブロックなどを加工し、積み上げる石工事も建物作りには欠かせない工程です。
施工管理者としては、石工事に関する知識も当然備えておきたいところです。
そこで今回は、石工事に必要な代表的な道具とその用途、4つの施工方法の簡単な作業手順をまとめました。
ぜひこの記事を参考に、石工事への理解を深めてください。
石工事に必要な道具
まずは、石工事で使われる道具をまとめてみました。
- セリ矢
- 金じめ
- 石屋玄能
- 鋼線入りゴム柄
- コヤスケ
- ハツリノミ
- トンカチ
- 目地ゴテ
- 両目地ゴテ
- ビシャン
以上が石工事に必要な代表的な道具です。
続いて、それぞれの道具の用途や使い方について詳しくみていきましょう。
石工事に必要な道具と特徴 | |
---|---|
セリ矢 | 御影石などの石材を削るための工具。様々な形状、サイズのものを使い分ける |
金じめ | 柄の底部が金属製になっており、石を加工する際に用いる |
石屋玄能 | 玄能とは、両端が尖っていない金槌のこと。石を割ったり、ノミを叩いたりするときに用いる道具 |
コヤスケ | 石材の角を揃えるための道具。コヤスケの刃先を石に当て、ハンマーや石頭で叩いて使う。様々なサイズがある |
ハツリノミ | 石工用のノミ。石を彫るときやコブの除去に用いる |
目地ゴテ、両目地ゴテ | モルタルを詰めるときに使う道具。石敷き、石積み、石貼り、ブロック積み、レンガ積みなどの際に活躍する |
ビシャン | ビシャンは、鉄槌の一種で石材やコンクリートの加工をするときに使うものを指す。石の表面を叩き、削ることで加工する |
石工事の作業手順
石貼りの4つの施工方法について、それぞれ作業手順をまとめました。

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①乾式工法 | こちらは石を高く貼ることが可能なため、壁の工事で使用される工法。 まず、コンクリート下地に穴をあけ、アンカーを取り付ける。 石の固定はアンカーに番線を取り付けて行う。 そして、石の裏と壁の間にエボキシボンドと急結セメントを流し込み固定する |
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②湿式工法 | 空練モルタルを均一にならしてから、セメントベースを流し込む。 その後セメントベースの上に石を並べ、仕上げにゴムハンマーを用いて石を叩き水平にする。 乾式工法との違いは、下地と石材の間にモルタルを注入するかどうかである |
③圧着工法 | まず、下地にモルタル、ボンド等を塗る。 そしてモルタルやボンドの上に石を置き貼り付ける |
④ボンド貼り | エボキシボンドを用いる工法 石にボンドを数か所塗りつけてから、貼り付ける |
床石や壁面、石畳に抱えない石工事
石工事は、マンションの床石や壁面、神社の石畳まで様々な場面で必要になる工程です。
そして同時に、専用の工具が必要な上にシチュエーションごとに4つの施工方法を使い分ける難しい工程でもあります。
石工事について深く理解して、現場の作業を円滑に進められるようになりましょう。
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