高速道路工事の作業員の安全を守ろう!その対策や新しい取り組みは?
高速道路工事では、事故が発生することが多々あります。
そして、工事中の危険を少しでも減らそうと開発されたのが「緊急遠隔しらすんだー」です。
ここでは、高速道路工事の作業員の安全を守るために生まれた緊急遠隔しらすんだーについてご紹介します。
従来の高速道路工事の安全対策
高速道路工事の最中に起こる事故の原因の多くは、通行車両の作業現場への誤侵入です。
もちろん工事のときには交通規制が行われており、情報板や交通規制標識によって注意喚起が行われています。
それにもかかわらず誤侵入はなくならず、通行車両の作業員への衝突などの事故が後を絶ちません。
そして、高速道路工事における事故を少しでも減らすために従来利用されていたのが「緊急遠隔通報システム」と「しらすんだー」です。
緊急遠隔通報システムは中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋が開発した製品で、規制エリア内に一般車両が侵入したときに瞬時に検知、そして通知します。
しらすんだーは中日本ハイウェイ・メンテナンス名古屋が開発した製品で、安全旗に内蔵された送信機によって作業員に危険を知らせることができます。
しかし、緊急遠隔通報システムは作業状況によっては通知を見逃してしまうという欠点があります。
また、しらすんだーで危険を知らせるためには保安員がボタンを押さなければいけません。
そのため、緊急遠隔通報システムとしらすんだーだけでは安全対策としては不十分だといわざるを得ない状況でした。
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新製品「緊急遠隔しらすんだー」とは
高速道路工事で事故が多く起こっている状況を打開すべく開発されたのが「緊急遠隔しらすんだー」です。
これは、名前から分かる通り「緊急遠隔通報システム」と「しらすんだー」を連携させた製品です。
この連携により、「突入検知センサ」と「安全旗送信機」の両方から作業員のヘルメットに緊急事態を知らせることができるようになりました。
すぐに通報を受けることができれば長く退避時間を確保できるため、安全性の向上につながるといえるでしょう。
まとめ
高速道路工事に携わる各会社では、作業員の安全を守るために様々な対策に取り組んでいます。
新しく開発された緊急遠隔しらすんだーも、安全対策に一役買っているといえるでしょう。
しかし、やはり事故を減らすために不可欠なのは1人ひとりの意識です。
高速道路での事故は、一瞬で人の命を奪いかねません。
交通規制標識などには十分に気を配り、常に安全運転を心掛けるようにすることが大切だといえるでしょう。
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