施工管理が知っておくべき重機メンテナンス時期:ローダー
ホイールローダ・ミニホイールローダは、主に土砂などをすくって持ち上げるために使用する建設機械です。
車体の前面にアームとバケットを備えており、運搬を行います。
そんなローダーなどの重機は定期的なメンテナンスを行うことで安全に使用できます。
この記事ではローダーのメンテナンス時期について紹介します。
ローダーのメンテナンス時期
ローダーなどの産業車両は、定期点検が法令によって義務付けられています。
作業中に異常を感じる前にメンテナンスを行いましょう。
ローダーのメンテナンス時期
・検査時期
ローダーは1年を超えない期間ごとに1回定期検査を行わなくてはいけません。
検査は検査業者もしくは有資格の労働者のみが行えます。
検査後は、見えやすい場所に年月を明示した検査標章を貼ります。
特定自主検査を記録した書類は3年間保存する必要があります。
また検査時に異常があった場合は、直ちに必要は措置を講じます。
違反した場合は50万円の罰金です。
・月例検査
1ヶ月を超えない期間ごとに1回定期検査が必要です。
月例検査の記録は3年間保存します。
また異常があれば直ちに補修などの必要な措置を行います。
違反した場合は50万円以下の罰金です。
・始業点検
作業を開始する前に点検を行います。
定期点検には、1年に1回の年次検査と、1ヶ月に1回の月例検査があります。
それぞれ必須に検査ですので、忘れないようにしましょう。
ローダーの耐用年数
ローダーのように、人または物の運搬が目的ではなく、作業場での作業を目的としたものは「特殊自動車」に該当しません。
「機械及び装置」に該当するため、その耐用年数が適用されます。
「機械及び装置」には国税庁による細かい分類があるため、ローダーがどの現場でどんな役割を担っているかで耐用年数が異なります。
たとえば以下のような分類があります。
- 林業用「26林業用設備」
- 採石用「29鉱業、採石業又は砂利採取業用設備」
- 総合工業用「30総合工事業用設備」
- 産業物処理業用「55前勝野機械及び装置以外のもの並びに前掲の区分によらないもの」
現場でローダーをどのように使っているかから、耐用年数を確認しましょう。
メンテナンスと耐用年数を確認しよう
ローダーなどの建設機械には、定期的なメンテナンスが義務付けられています。
作業員の安全を守るためにも、必ず定められた点検を行いましょう。
また国税庁が定める耐用年数を確認しておくことも大切です。
耐用年数は現場での作業内容によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
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