アルコーブとは?メリット5つや室内に設ける時の用途7つを紹介!

最短30秒で予約!転職のプロに相談しよう
施工管理として今より良い条件で働きたい方は、夢真にお任せください!
こちらの記事では、アルコーブについてご紹介いたします。
この記事をお読みの方におすすめの求人
株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。
アルコーブとは?
「アルコーブ」とは、通路や部屋などの壁の一部を窪ませて、独立したスペースを設けている部分を表す言葉です。
もともとはヨーロッパの建築に見られる特徴ですが、日本家屋においては「床の間」が一種のアルコーブと言えます。この「アルコーブ」という表現は、現在の日本でもよく建築用語でも使われる表現です。
一戸建てとマンションでは、それぞれ違うスペースを指す言葉として使われていますので、その点について解説します。
マンションアルコーブの特徴
マンションのアルコーブとは、廊下から少し窪ませて設けた玄関前のスペースのことです。
廊下の壁と同じ側面にドアがあるのではなく、廊下をへこませたところに玄関ドアが設置されています。広さはそれぞれの物件によって違いますが、だいたい1平方メートルくらいのことが多いです。
マンションのアルコーブは共有部分のため、私物を置いたりする場合には管理規約を確かめる必要があります。
戸建てアルコーブの特徴
戸建のアルコーブとは部屋や廊下の一部に少し奥まった窪みを設けるスペースのことを言います。
アルコーブを設けることによって、間取りにアクセントをつける事ができ、例えば単調な間取りにアルコーブを設けそこにベッドを取り付けることで、スペースは有効利用しつつ室内を洋風なイメージにコーディネートすることができます。
マンションのアルコーブと違い戸建てのアルコーブは内装ですので、室内を自分の好みにコーディネートするための建築技法といえるでしょう。
アルコーブと間違われる玄関ポーチとは
マンションにおける玄関ポーチとは、アルコーブより広く採られた玄関前のスペースのことです。多くの場合門扉が設置されており、共有部分でありながら専有できる空間として使われています。門扉があることでプライバシーが守られ、防犯の面でも強化されています。
一軒家の場合の玄関ポーチとは、玄関ドアの前に設けられた庇のあるスペースのことです。これがあることで雨に濡れずに傘をさすことができるなどの利点があります。
アルコーブのメリット5つ
アルコーブを設けるメリットには、実利的な面と趣味的な面の2つが挙げられます。
実利的な面としてのメリットには、「通行を妨げない」「プライバシーが保たれる」「安全性の向上」があります。
一方、趣味的な面としてのメリットには、「居住空間がオシャレになる」「独立した空間を設けることができる」の2点が挙げられます。
それぞれについて、詳しく解説しましょう。
1:通行を妨げる心配がない
マンションの玄関前に設けられたアルコーブのメリットは、他人の通行の妨げにならないことです。
廊下に直接ドアが面している場合、ドアの開閉によって、廊下を歩いている人の通行を妨げることもあるでしょう。アルコーブがあれば、ドアの開け閉めに気を遣わずに出入りができます。
また、外出から帰って鍵を開ける時などでも、アルコーブのスペースに入ってしまえば、後ろを他の人が通っても邪魔になりません。
2:プライバシーが保たれる
マンションの玄関ドア前にアルコーブがあることのもう一つのメリットは、プライバシーが保たれることです。アルコーブがない場合、廊下に直接玄関が面しているため、ドアを開けた時に室内が見えてしまいます。
特に玄関から入ってすぐにリビングがある間取りでは、不意の来客時に、ドアを開けるのを躊躇することもあるでしょう。アルコーブがあれば適度な目隠しになり、プライバシーが保てます。
3:居住空間がオシャレになる
室内にアルコーブがある場合のメリットとは、居住空間がオシャレになることでしょう。壁を窪ませたアルコーブにダウンライトを設置すれば、間接照明の柔らかな光と下がった壁の陰影を楽しむことができます。
アルコーブを趣味のものを飾っておく棚にしたり、インテリアを飾ったりすれば、生活に潤いが感じられるスペースになるでしょう。
4:独立した空間を設けることができる
室内にアルコーブがある場合のメリットには、「独立した空間としても利用できる」ということが挙げられます。
例えば、ある程度の広さのあるアルコーブに作り付けのいすを設置すれば、ゆっくりとくつろぐスペースとして利用できます。
さらにカーテンなどを設置すれば、完全に独立した空間を作ることができます。秘密基地のような遊び心のある空間は、大人にも子どもにも楽しいものではないでしょうか。
5:安全性の向上
マンションの玄関にアルコーブがあることのメリットは、安全性の向上でしょう。アルコーブがないと、ドアを開けた時に室内がそのまま見えてしまいます。外廊下のマンションである場合は、特に防犯面で不安を感じるのではないでしょうか。
アルコーブがあると角度ができ、視線を妨げる効果が期待できます。鍵の開閉なども壁が目隠しになってくれることで安全性が増すと考えられます。
室内に設けたアルコーブの用途7つ

室内のアルコーブは、部屋の一部でありながら、独立した空間として使える点が魅力です。あえて壁紙を変えてみたり床の色を変えてみたりすると、さらに部屋とは違った雰囲気を出すことができます。アルコーブの内装を考えるのも楽しいでしょう。
ここからは、室内に設けたアルコーブのさまざまな用途をご紹介していきます。以下で提案する7つの用途を、ぜひ参考にして下さい。
1:家事コーナーにする
室内の一部を窪ませたアルコーブは、家事コーナーにぴったりです。かさばる掃除機やアイロン台などの収納スペースにもなるため、リビングや寝室に出しっぱなしということも避けられます。

ゼネコンの求人、たくさんあります
業界最大級の求人数の中から、
年収にも働きやすさにもこだわった
「ゼネコン」の求人をどうぞ。
※転職成功率を上げたい人、コンサルタントに最適な求人を紹介してほしい人は2件以上の応募がおすすめです!
また、アルコーブの空間はちょっとした作業スペースにも使えます。ミシンを置いてハンドメイドの作品を作るなど、趣味に転用することも可能です。
2:ベッドを造る
アルコーブをベッドコーナーにするのは、代表的な使い方と言えるでしょう。
アルコーブにぴったりなサイズのベッドを設置することで、隠れ家のような安心感のある空間を作ることができます。また、カーテンを取り付ければ、プライバシーを守ることも可能です。
子ども部屋にアルコープを造り、ベッドをその中に備えつけるのもいいでしょう。子どもにとっても楽しい空間になるのではないでしょうか。
3:見せる収納スペースにする
アルコーブは、見せる収納スペースとしても活用できます。おすすめのひとつは本の収納スペースとしての活用です。
本棚は部屋に置くと圧迫感がありますが、アルコーブに造りつければ、実用的かつオシャレに収納することが可能です。
アルコーブの壁全面を覆いつくすような書棚も魅力的ですが、上下に空きを設けるなどすれば余裕ができて、部屋全体も広く感じられるでしょう。
4:ソファーを入れる
アルコーブにソファーを入れると、簡単にくつろぎの空間をつくることができます。
アルコーブは三方を壁に囲まれており、出入りする壁も下がっているため、限られた空間独特の安心感を提供してくれます。造りつけのソファーでもいいですし、お気に入りのソファーでもいいでしょう。
また、リビングに大きな家具を置きたくない場合も、アルコーブによってアレンジすることが可能です。
5:机を置き書斎コーナーにする
アルコーブは、机を置いて書斎にも使えます。マンションの場合は限られた間取りであることが多く、書斎までは設けることができないこともあるでしょう。しかし、アルコーブの空間を活用することで、室内に書斎をつくることが可能です。
アルコーブは独立した空間となっているため、机といすを入れれば集中して作業ができる場所になるでしょう。
また、書斎をつくることで部屋のアクセントになり、一風変わった趣を得ることもできます。
6:インテリアを飾る場所にする
アルコーブはインテリアを飾る場所としてもぴったりです。インテリアを飾るためにはある程度のスペースが必要ですが、アルコーブがあれば、趣味のものや収集品を飾る専用スペースが設けられます。
絵などを飾るのもいいでしょう。観葉植物などのグリーンを少し置くと、さらに部屋の雰囲気が和らぎます。
7:作業スペースに活用する
マンションなどでは外廊下の片側の壁を後退させることで作業スペースとして利用することが可能です。
狭い共同スペースにおいて、開けた扉や掃除用具など作業するものが通行する人の妨げにならないことは、重要になってくるでしょう。また玄関ドアを開けたまま固定しやすいことや、引っ越しなど荷物の運び入れの際にもアルコーブは24時間役に立ちます。
戸建てのアルコーブでも、引っ越し時の荷物の搬入や作業スペースとして有効活用できるでしょう。
アルコーブを設けた際の注意点4つ
アルコーブはメリットがある反面、利用する際には注意が必要な点があります。
なお、マンションの廊下にあるアルコーブと、室内にあるアルコーブでは留意点が違います。また、一軒家とマンションでも、気を付けるべき点が異なります。
ここでは、既存のアルコーブを利用するときに気を付けるべき点と、これから設けるときに気を付けた方がいい点についてご紹介していきます。
1:有効に使わないと無駄なスペースになる
室内に設けたアルコーブは、有効に使わないと無駄なスペースになりかねません。アルコーブを設置するかどうかは、オシャレな雰囲気に流されることなく、事前に考えておいた方がいいでしょう。
限られたスペースを有効に使うためには、間取りをきちんと考える必要があります。そのうち不用品を置いておくだけのスペースとなってしまうのなら、アルコーブは必要ないと言えるでしょう。
2:専用使用権が設定されている
マンションの廊下に設置されたアルコーブの場合は、「共有部分」であることが多いです。専用使用権が設定されている場合に限って私物を置くなど自由に使用することができますが、そうでない場合は注意が必要です。
共有部分である場合は、マンションの居住者全員に使用する権利が認められています。
それを無視すると近隣の人とのトラブルの原因になりかねません。利用規約をきちんと確認してから利用するようにしましょう。
3:用途を明確にして設ける
一軒家やマンションのリノベーションなどで室内にアルコーブを設ける場合は、用途を明確にしておきましょう。まずは、本当にアルコーブが必要かどうかを真っ先に考える必要があります。
スペースには限りがあるため、実際に利用するかどうかを熟慮しましょう。
設置を決めた場合も、どの用途で使うのかによってアルコーブの広さや幅は変わります。用途を明確にしたうえで、広さなどを検討した方がいいでしょう。
4:規約の範囲でインテリアを楽しむ
マンションの室内にアルコーブがある場合、管理規約にのっとった範囲でインテリアを楽しみましょう。アルコーブにカーテンを設置したり、絵を飾ったりする際には、壁に細工をする必要が出てきます。
特に賃貸の部屋では、退去するときに違約金などが発生することもありますので、規約を守った使い方をするようにしましょう。
アルコーブを上手に活用しよう!
現在使われているアルコーブは、マンションの場合、玄関前のちょっとしたスペースを指すことが多く、廊下を窪ませて空間を設けることで安全面などのメリットが得られます。
また、一軒家の室内のアルコーブは、壁をへこませて作ったスペースで、さまざまな利用方法があります。
この記事を参考に、ヨーロッパ発祥であるアルコーブを知りましょう。そして、ライフスタイルに合わせた、素敵な空間を演出してみましょう。
この記事をお読みの方におすすめの求人
株式会社夢真が運営する求人サイト「施工管理求人サーチ」の中から、この記事をお読みの方にぴったりの「最新の求人」をご紹介します。当サイトは転職者の9割が年収UPに成功!ぜひご覧ください。
当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。
おすすめ求人

編集部
建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
このコラムでは上記の実績と知見を活かし、建設業界で働く方の転職に役立つ情報を配信しています。
株式会社夢真 コーポレートサイト