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タンデムローラーの特徴|舗装用途に合わせるローラーの種類5選

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公開日時 2023.02.27 最終更新日時 2023.02.27

タンデムローラーとは

タンデムローラーとは前輪と後輪で振動を与えることで道路などを締め固める道路舗装用ローラーです。

タンデムローラーは「タンデム式ロードローラー」を略した言葉で、車体に大きなローラーが1輪ずつ付いている点が特徴です。

搭載された巨大なローラーによって地面を転圧できることから、主にアスファルトの表層を均一にならすために使用されるケースが多いです。

タンデムローラーの用途

タンデムローラーは建設現場で地面を転圧する際に利用されます。

ロードローラーとは道路建設の際に砕石や砂などを敷き詰めた下層地盤の転圧に使用されるものです。ただし、タンデムローラーのみに絞った場合、主にアスファルトの地面をならすために使用されます。

タンデムローラーは走行しながら車体前後についた鉄輪とも呼ばれる巨大なローラーによってアスファルトを圧迫し、転圧していくことができます。

タンデムローラーの特徴

タンデムローラーにはどのような特徴があるのでしょうか。

タンデムローラーはロードローラーと呼ばれる建設機械の中の1つですが、どのような特徴を持った建設機械なのか知っているという方は多くはないでしょう。

ここではタンデムローラーの特徴をご紹介しますので、どのような特徴があるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

タンデムローラーの駆動方式は片輪・両輪がある

タンデムローラーの駆動形式には片輪と両輪があります。

ロードローラーにはマカダム式やタンデム式などのさまざまなタイプがあり、駆動形式には両輪のものや片輪のみのものなど、さまざまな種類があります。タンデム式の場合は片輪タイプも両輪タイプもあります。

タンデムローラーの動力伝達方式は機械式・油圧式

タンデムローラーの動力伝達方式は機械式と油圧式があります。

機械式は高い動力伝達効率を持った動力伝達方式となっており、油圧式は鉱物油をエネルギーの伝達媒介にした油圧システムを使用した動力伝達方式です。

ロードローラーの動力伝達方式には機械式と油圧式があり、タンデムローラーも同様に機械式と油圧式両方があります。

舗装用途に合わせるローラーの種類5選

舗装用途に合わせるローラーの種類5選

ローラーにはさまざまな種類があります。

道路工事の際に使用するロードローラーですが、ローラーには豊富な種類があるため、舗装用途に合わせて使い分けることができます。

ここでは舗装用途に合わせるローラーの種類5選をご紹介しますので、どのようなローラーがあるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。

舗装用途に合わせるローラーの種類1:マカダムローラー

マカダムローラーとは前輪後輪ともに巨大な鉄製の車輪でできているローラーです。

車両が三輪車のような形状になっており、重量と大型のローラーによってしっかりと地面を締め固めます。鉄製のローラー自体にも重みがありますが、水や鉄などを追加することでさらに重量を重たくすることができます。

舗装用途に合わせるローラーの種類2:タイヤローラー

タイヤローラーとは前輪後輪ともにゴム製の車輪でできているローラーです。

タイヤローラーはゴムのタイヤを使用しており、前輪が3輪後輪が4輪になっているタイプが多いです。また、用途としてはアスファルト舗装での仕上げに使用されることが多いです。

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タイヤローラーも水や鉄などを追加することによって重量の調整が可能で、散水装置を使用することで散水車として利用されることもあります。

舗装用途に合わせるローラーの種類3:振動ローラー

振動ローラーとは前輪後輪のいずれか、もしくは両方が振動するタイプのローラーです。

ローラーが振動することによって、ローラー自体が持つ重さの3倍から4倍の力で地面を強く締め固めることができます。

また、前述のマカダムローラーやタイヤローラーの中にも振動によって力を加えるタイプのものがあり、それぞれ「振動マカダムローラー」や「振動タイヤローラー」と呼ばれています。

舗装用途に合わせるローラーの種類4:コンバインドローラー

コンバインドローラーとは鉄製の車輪とゴム製タイヤを組み合わせたローラーです。

車体の前後で鉄製車輪、ゴム製車輪が組み合わされており、鉄輪のローラーとタイヤローラーのどちらの特徴も兼ね備えているのが特徴です。

そのため、地面を強く転圧したり、仕上げの際に使用したりするなど、道路舗装の際に幅広く利用することができます。

舗装用途に合わせるローラーの種類5:ハンドガイドローラー

ハンドガイドローラーとは手押し式のローラーです。

ここでご紹介してきた他のローラーと違い、手押しで使用するタイプです。非常に小型なので歩道などの狭い場所に入ることができるため、中型や大型ローラーが入れない場所でも利用できます。

また、部分的な道路の補修などにも最適なローラーとなっています。

タンデムローラーの作業運転に必要な資格

タンデムローラーを作業運転する場合には資格が必要です。

タンデムローラーは大型車となるため、タンデムローラーを運転する場合には大型特殊免許が必要になります。また、大型特殊免許以外にも必要な資格があります。

ここでは最後にタンデムローラーの作業運転に必要な資格についてご紹介しますので、どのような資格が必要になるのかぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

大型特殊免許

タンデムローラーを運転する場合には大型特殊免許が必要です。

大型特殊免許とは、クレーン車やブルドーザーなどの建設現場などで使用される特殊な大型車両を公道で走るための免許となっています。

ただし、大型特殊免許はあくまで公道を走るための免許となっているため、実際に作業を行う際には講習を受けたり免許を取得する必要があります。

締固め用機械運転者の資格

タンデムローラーで作業を行う場合には締固め用機械運転者の資格が必要です。

自走式の建設機械は大型特殊免許の他にも別途資格を取得することが定められており、タンデムローラーの場合は「締固め用機械(ローラー)の運転特別教育」を受講する必要があります。

特別教育を修了することで締固め用機械運転者の資格を取得することができ、実際にタンデムローラーでの作業を行うことが可能になります。

道路舗装作業のタンデムローラーの特徴を理解しよう

タンデムローラーは主にアスファルトの表層を締め固めるために使用されるロードローラーです。

タンデムローラーは車体の前後に付いている巨大なローラーによって、地面を均一にならすことができるという特徴があります。

ぜひこの記事でご紹介したタンデムローラーの特徴や舗装用途に合わせるローラーの種類、タンデムローラーの作業運転に必要な資格などを参考に、タンデムローラーについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。


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