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押え盛土工法の特徴と施工方法を総合10選紹介|抑制工と抑止工の違いも解説

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公開日時 2023.02.21 最終更新日時 2023.02.21

押え盛土工法とは

「押え盛土工法」とは、軟弱地盤対策のために行う工法の1つで、地すべりを起こしそうな斜面本体の側面に「押え盛土工」や「緩斜面工法」することで地すべり対策になる、という工法のことです。

押え盛土工法は、地すべりに対する抵抗を強くする工法として以外に、すでに地すべりが起こってしまった河川堤防の応急対策として、あるいは復旧対策として選択されることがあります。

地すべりの対策工法

地すべりとは、豪雨災害や地震災害などで起こる可能性がある斜面の崩壊のことです。地すべりの対策工法として、「抑制工」と「抑止工」という2つの工法があります。

抑制工と抑止工は、それぞれ地すべりにどう対策するかという時点で、まったく違った方向性の工法となっています。どんな特徴があるのか、1つずつ紹介しますので見ていきましょう。

抑制工

抑制工での地すべり対策は、地すべりの原因となる地下水を除去したり、地すべりへの抵抗を強くするために土を取り除いたり、押え盛土したりする工法のことです。押え盛土工法は、抑制工に含まれています。

他に地すべりへの対策として、地下水を排出するための水路を建設したり、ダム工や護岸工などの河川構造物を建築したりして、地すべりに対抗しています。リスクを取り除く、リスクを緩和させる工法が主でしょう。

抑止工

抑止工は構造物を用いて、地すべりを起こしそうな地面が動くのを一部、あるいは全体で止めるという工法のことです。

例えば不動地盤まで挿入する杭工やシャフト工、豪雨により増えた地下水で崩れそうになっている土をワイヤーで留めるアンカー工などの種類があります。

抑制工のように地すべりの発生原因を取り除こうとするのではなく、地すべりが起こらないように構造物の抵抗力を利用する工法となっています。

押え盛土工法の特徴5つ

日常的な風景の中でも、斜面に対して低い位置に盛土がされて、平らになっている場所を見られるでしょう。それは、地すべり対策のために行われている押え盛土工法かもしれません。

ここでは、押え盛土工法のもつ特徴について紹介します。押え盛土工法が応急処置として用いられる理由となっている特徴や、工法を実施することが難しい場合がある特徴、押さえ盛土工法でも注意しなければならない特徴などがあります。

押え盛土工法の特徴1:応急処置に多く使われる

押え盛土工法は、豪雨災害や地震災害で地すべりした箇所への応急処置として、一般的に広く使われている工法です。押え盛土工法が応急処置として使われる理由は、使われるのが土であるため、特別な材料が必要ではなく、工事が早く、必要な抵抗力を付加しやすい点にあります。

地すべり対策の工法は、他にもいくつかあります。しかし、特別な材料がなくても行える可能性が高いのが、土を使う押え盛土工法なのです。

押え盛土工法の特徴2:広い用地面積が必要

押え盛土工法で地すべり対策する場合には、押え盛土工法の効果を十分に出すために広い用地面積が必要になる、という特徴があります。斜面と河川や住宅があまりにも近い場合、押え盛土工法が実施できる用地がなく、できないケースもあるでしょう。

広い用地面積があれば、押え盛土工法は有効です。しかし用地面積が狭く、押え盛土に必要な用地を確保できない場合は、他の工法で地すべり対策することになるでしょう。

押え盛土工法の特徴3:地下水に注意

地すべり対策となる押え盛土工法ですが、雨などで地下水が盛土内にたまってしまった場合は、盛土が地下水とともに流出してしまったり、盛土が崩壊してしまったりするという特徴があります。

押え盛土工法に適さない土を材料にしてしまうと、地下水によってこれらのリスクが発生する可能性が高まります。地下水がたまらないよう、良質な材料を使って押え盛土工法を実施する必要があるでしょう。

押え盛土工法の特徴4:強固な表層地盤に向いている

押え盛土工法は、軟弱な地盤の対策工法として向いている工法の1つでもあります。

押え盛土工法で用いる土材料に、雨水に強い材料を使用すると効果的です。例えば、礫質土や砂質土などが候補に挙がるでしょう。水の浸食に比較的強く、盛土した後に敷均や締固めしやすくなります。

押え盛土工法することで、軟弱な表層地盤を強固な表層地盤へと変え、地滑りに対する抵抗力を付加します。

押え盛土工法の特徴5:地滑りを助長する場合がある

押え盛土工法は地すべりに対する抵抗を増加させる工法ですが、場合によっては盛土した場所から土が流出したり、盛土が崩壊したりすることで地すべりを助長してしまう場合があります。

これは、押え盛土工法の材料が土である、という点による特徴です。土で盛土しただけなので、もしも盛土の材料が水の浸食に弱かったり、盛土内部に大量の地下水がたまってしまったりした場合、逆に地すべりを助長してしまうケースもあるでしょう。

盛土の施工方法5STEP

盛土の施工方法5STEP

ここでは、盛土する際の施工方法について、5STEPで紹介します。

押え盛土工法は特別必要となる材料がなく、比較的に手軽な地すべり対策ではありますが、場合によっては地すべりを助長してしまうことがあるので、施工には注意が必要です。

盛土の施工方法1:木の根や異物を除去

盛土を施工する前に、その場にある木の根や落ち葉などの異物を除去しておきましょう。とくに腐る異物をしっかり除去することが大切です。

もしも木の根や落ち葉などをそのままにして施工してしまった場合、盛土の中で腐植してしまい、盛土全体がゆるむといった悪影響が起こる可能性があります。まずはきちんと木の根や落ち葉などの異物を取り除いておきましょう。

盛土の施工方法2:腐葉土を除去

腐葉土は盛土の材料として適切ではないため、盛土に混じっている場合はきちんと除去する必要があるでしょう。

場合によっては盛土する際に腐葉土を混ぜることがありますが、押え盛土工法の場合は腐葉土により盛土が崩壊しやすくなる可能性が高いため、適切ではありません。盛土がゆるんでしまわないように、腐葉土をしっかりと除去しておきましょう。

盛土の施工方法3:盛土材料の土を搬入

盛土に使うための土を搬入しますが、押え盛土工法ではとくに水の浸食に強かったり、水による膨潤性が低かったりする良質な土を使うようにしましょう。

盛土に使われる土は礫や礫質土、砂や砂質土などがよいでしょう。シルトや粘性土、火山灰粘性土などは向いていません。盛土に適している土を使うようにしましょう。

盛土の施工方法4:均一にならす

適した土で盛土した後は、均一になるようにならす作業「敷均し(しきならし)」していきましょう。

ブルドーザーのような土木機械を使い、盛土した範囲を均一にするように敷均しします。盛土の施工の中でも重要な作業なので、きちんと均一にならされているかよく確認しましょう。

盛土の施工方法5:締固めをする

盛土の土を敷均ししたら、しっかり「締固め(しめかため)」することで雨や地下水などの浸食に強くなるようにします。

とくに押え盛土工法では、盛土が流出したり盛土が崩壊したりして、地すべりを助長してしまうことがあります。こういったリスクを防ぐためには、盛土の材料として適切な土を選ぶこと、しっかり敷均しして締固めをし、水の浸食に備えることが大切です。

押え盛土工法の特徴を理解しよう

豪雨災害での地すべりや、地震災害による大規模な地すべりのように、近年でも地すべりの被害は起こり続けています。

地すべりに対しては、現場の地盤や地すべりを起こしそうな斜面の規模、用地の面積などによって色々な対策方法がとれますが、今回は押え盛土工法についてまとめてみました。

押え盛土工法は施工しやすく地すべりに有効ですが、注意点もあるためしっかり特徴を押さえておきましょう。


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