製図に必要な道具13選|製図するときの注意点もあわせて解説!

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こちらの記事では、製図に必要な道具についてご紹介いたします。
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製図とは
製図とは定規やコンパスなどの器具を使用して図面を製作することです。
製図は対象とする物体の形状や寸法、位置関係などを表すために決まった規則に則って図面を書くことを意味します。そのため、製図では一般的に正面、側面、上方もしくは下方という直交する3面を図形で表すことで、物体そのものの形を描きます。
また、それぞれの図面を「正面図」「側面図」「平面図」と呼び、この書き方を「正射図法」と言います。
製図に必要な道具13選製図を行う場合にはさまざまな道具が必要になります。
ビルやマンションなどの建築物は、設計者が製図した図面をもとにして建てられます。将来建築家を目指している方の中には、製図に興味がある方も多いのではないでしょうか。
製図を行う場合、普段から使う筆記用具の他に専門的な道具が必要になります。ここでは製図に必要な道具13選をご紹介しますので、どのような道具が必要になるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
製図に必要な道具1:製図板
製図板とは製図を行う際に用いる台板のことです。
木材でできているものもあり、ヒノキ製の製図板がもっとも良いと言われています。また、朴の木や桂、合板でできているものもあります。
製図板の表面は平らで製図用紙が貼り付けられるようになっており、左側は台板に沿って直角、直線に削られており、T定規を当てて滑らせることで平行線が引けます。また、製図板に定規が付いているタイプもあります。
製図に必要な道具2:製図用のシャープペン
製図用のシャープペンは一般的なシャープペンよりも精度の高いシャープペンです。
普通のシャープペンはペン先が安定しないため、真っ直ぐな線が引きにくいです。また、濃さの調節も難しくなります。
製図用のシャープペンは0.3mm、0.5mm、0.7mmを使用することが多く、太さを変えることでメリハリを出します。たとえば柱や壁は0.7mm、間仕切壁は0.5mm、家具は0.3mmのように使い分けると見やすいです。
製図に必要な道具3:消しゴム
製図に使用する消しゴムは消しやすいものを選びましょう。
当然ですが製図に消しゴムは必須です。特に種類は決まっていませんが、ペン型の消しゴムなどは細かいところを修正しやすいです。また、角の多い消しゴムも使いやすいでしょう。
実際に消す作業が発生するのは大まかな線で描く下書きまでで、実際に製図をする段階では消す作業はほとんどありません。
製図に必要な道具4:製図用の掃除ブラシ
製図用の掃除ブラシがあると図面を汚さずに消しカスを片づけられます。
無ければ製図が書けないというわけではありませんが、消しゴムを掛けた後で簡単に消しカスを掃除できる便利な道具なので準備しておくのがおすすめです。
ある程度書けるようになれば図面を何度も消すようなことはなくなるため、掃除ブラシの使用頻度は下がりますが、消した際に図面が汚れるのを避けるためにも用意しておきましょう。
製図に必要な道具5:ドラフトテープ
ドラフトテープは製図用紙を固定するテープです。
ドラフトテープがあると台板に貼りつけた製図用紙がずれにくくなるので便利です。マグネットで留める方法もありますが、マグネットの場合は手が触れるとずれてしまいます。
ただし、マグネットはドラフトテープよりも微調整できる面もあるため、好みでマグネットかドラフトテープのどちらかを選ぶと良いでしょう。
製図に必要な道具6:アジャスターケース
アジャスターケースは図面を持ち運ぶための筒です。
アジャスターケースがあると図面を小さく丸めて収納し、どこへでも持ち運べるため便利です。アジャスターケースなら背負えるため手がふさがることもなく、長さ調整もできるためちょうどいい長さにすれば持ち運びやすいでしょう。
製図に必要な道具7:三角定規
三角定規は正確な直角を書くために必要な道具です。
三角定規と聞くと、小学生の頃に算数用に用意したものを今でも持っているという人もいるでしょう。しかし製図用にはきちんとした価格の三角定規を購入しましょう。
安い三角定規は直角が出せないため、図面を書く際に苦労します。また、ある程度の厚みがないと欠けてしまうこともあります。また、つまみが付いているタイプだと効率的に書けるためおすすめです。
製図に必要な道具8:雲形定規
雲形定規は自由な曲線を描くために必要な道具です。
製図で自由に綺麗な曲線を描きたい人におすすめです。ただし、曲線よりも直線が多用されるため、特に必要ないという人は持っていなくても問題ありません。

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製図に必要な道具9:勾配定規
勾配定規は角度を自在に調節できる道具です。
屋根やスロープなどの勾配がある図面を製図する際に便利です。三角定規があればそちらで対応することもできます。
製図に必要な道具10:スケール
スケールは寸法のチェックに使える道具です。
A3サイズの図面をチェックするなら15cm、A2サイズの図面をチェックする場合は30cmのスケールがあると使いやすいでしょう。
製図に必要な道具11:フローティングディスク
フローティングディスクは製図に使う道具に貼ることで、少し浮かせることができるアイテムです。
フローティングディスクを三角定規などに貼って使用すれば、三角定規が図面に擦れて図面が汚れるということがありません。そのため、図面が綺麗な仕上がりになり、見た目にもメリハリが出ます。
製図に必要な道具12:テンプレート
テンプレートは円や楕円などの形を描くのに便利な道具です。
テンプレートを使うことで、図面に柱や植栽などを綺麗に描くことができます。テンプレートには円形の他にも三角形や正方形、長方形などの形もあります。
慣れればフリーハンドでも描けますが、テンプレートがあるといつでも整った図形が描けて便利でしょう。
製図に必要な道具13:コンパス
コンパスは大きな円を描くのに便利な道具です。
製図で大きな円を描く場合にはコンパスがあると便利です。小さな円は前述のテンプレートを使用すればいいので、大きな円を綺麗に描きたいと考えている人は用意しておきましょう。
また、フリーハンドでも描けるので、フリーハンドで問題ないという人は特に用意する必要はありません。
製図するときの注意点4つ

製図をする場合にはいくつかの注意点があります。
製図をする場合、「コンパスの線が薄くなりすぎないように」、「図面が汚れないように」といった書き方の注意点の他に、設計をする上で注意すべきポイントがあります。
ここでは最後に製図するときの注意点4つをご紹介しますので、どのような注意点があるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
製図するときの注意点1:コストや品質
製図をするときには、製造するコストや品質を意識して行うようにしましょう。
製品や機械設計などの製図を行う場合、図面がその製品のコストと品質を決定しています。適切な加工方法や歩留まり、部品構成などがコストに繋がり、図面の見やすさや適切な客先情報の吸い上げ、加工困難な形状などといった要素が品質に繋がります。
そのため、製図する場合は品質やコストにも責任を負う意識を持ち、最適解を検討するようにしましょう。
製図するときの注意点2:見やすい図面
製図をするときには、図面の見やすさに注意しましょう。
見やすい図面を書くことを意識すれば、加工者や組み立て者、営業などのさまざまな関係者に見てもらうチャンスが増えます。
多くの関係者の意見を聞くことで読み取りの間違いを未然に防いだり、読み取り時間を短縮したりすることも可能になるでしょう。
製図するときの注意点3:加工しやすさ
製図をするときには、加工しやすい図面になるように注意しましょう。
加工困難な図面を書いてしまうと、製作の難易度が上がります。特に極端に薄かったり溝や穴が細いもの、または長いものは加工が困難になります。
たとえば、大きな母材に対して小さな形状部品を溶接して取り付けるような製品は、製作するのは非常に難しいです。そのため、ボルトなどを使って別に取り付けられるように小さな部品を分けるようにするのが適切です。
製図するときの注意点4:適切な部品構成
製図をするときには、適切な部品構成になるように注意しましょう。
図面の部品構成次第で、大型機械を用意しなくても加工できるようになることもあります。そのため、部品構成を変えることで加工が簡単にできないかどうかも検討しましょう。
特に量産品の場合、図面費用は1個の変更費用のみで済むため、できるだけ安く加工できる方法を探すようにしましょう。
製図に必要な道具を知ろう
製図をする場合にはさまざまな道具が必要になります。
また、製図は製品の品質やコストを決める責任を負っているため、常に最適解を求める努力を行うことが大切です。
ぜひこの記事でご紹介した製図に必要な道具や製図するときの注意点などを参考に、製図に必要な道具を揃えて製図に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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