バラシ?脱型?型枠解体の手順と作業内容について徹底解説
コンクリートが固まったあとは、コンクリートを流し込むために使用した型枠を取り外さなくてはなりません。この作業はバラシや脱型とも呼ばれ、鉄筋コンクリート造の建築物を作るうえで欠かせない重要な作業であり、安全に実施するには適切な手順で行われる必要があります。今回はその作業内容や手順について解説します。
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柱や梁側、壁の型枠解体
1. まず組み立てた構成材の傾きなどを補正するためのパイプサポートやチェーンなどを取り外します。作業床が安全であるかどうか、墜落の恐れがないかを確認し、危険な場合は水平ネットや安全帯を使って作業が進められます。
2. フォームタイ(型枠の間隔を維持し型枠がコンクリートの圧力に耐えられるようにするために締めるボルト)を緩めて、端太パイプ(型枠の面板を押さえるバタ材のこと)を除去します。パイプを足に落としたり、倒れたりしないように注意が必要です。
3. 型枠のパネルを取り外します。このとき、パネルは再利用できるように傷つけないよう作業を進める必要があります。
梁底や床版の型枠解体
1. 梁下や床版下に残っている資材をかたづけます。
2. 床コンクリート面を傷つけないよう養生を行います。コンクリートを打設するのと同時に仕上げを行う直仕上げのときは、ベニヤなどを使います。
3. 根がらみ(床組材の一種)や水平つなぎ(パイプサポートを緊結する部材)を取り除きます。
4. 最後に残すパイプサポートを緩めたあと再度取り付けます。
5. 他のパイプサポートをすべて取り外します。
6. パイプサポートを除去した箇所の大引(床を支えるための横架材)を取り外します。
7. 周辺の安全をしっかり確認したあと、最後に残したパイプサポートを引き出して、大引と根太(床の下に渡す横木)を落とします。
8. 合板パネルや桟木を取り除き、後かたづけをしたら完了です。
まとめ
型枠解体を安全に行うには、正しい手順で進める必要があります。危険が伴う作業であるため、足場の組立て等作業主任者の指導のもとで実施しましょう。
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