辛いといわれがちな現場監督の仕事内容を紹介
建設業を目指しているなら、現場監督の仕事内容について理解を深めておきましょう。
ここでは、「辛い」といわれがちな現場監督が日々どのような仕事をしているのか解説します。
現場監督の4つの仕事
現場監督とは、工事現場の安全管理や品質管理を行う役割を持ちます。
建設業における現場監督は、主に以下の4つの仕事を行います。
◇1.工程管理
ビル建設や住宅建築など現場によって作業工程は様々ですが、現場監督は任された現場の工程を細かく管理します。
工期内に現場を終わらせるには、天候と作業内容を考慮して適切な工程を指示、管理することが大切です。
◇2.発注、予算算出
下請け業者や部材の発注は、主に現場監督が行います。
発注時は自社の利益率を考慮して下請け業者との値段交渉や部材の選定を行わなければいけません。
顧客(クライアント)・自社・下請け業者で中間に位置するため、三者間の折り合いをつける役割も持ちます。
◇3.計画書などの書類作成
作業工程、算出した予算、発注内容などは作業に入る業者やクライアントが確認できるよう、書類として作成する必要があります。
現場監督が作成する書類には以下のようなものがあるので覚えておきましょう。
(例)施工計画書、工程管理表、予算管理表、見積もり依頼書 など
◇4.顧客対応
打ち合わせや説明会などを通じて、顧客対応を行うのも現場監督の仕事です。
施工に関するクレーム対応を行う場合もあるため、専門用語や技術を分かりやすく説明する工夫が必要です。
現場監督の1日のスケジュール
現場監督の1日の仕事内容を具体的に見ていきましょう。
(例)
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時刻 | スケジュール | 仕事内容 |
8:00 | 就業開始 | 就業開始時刻前に現場に入り、掃除や道具の準備などをする 現場周辺の住宅状況によって時間は左右する |
8:30 | 朝礼 | 全体朝礼で作業工程の確認などを行う |
9:00 | 午前作業 | 掃除や道具の調達、写真撮影を行う |
12:00 | 昼休憩 | 各自で休憩 |
13:00 | 午後作業 | 掃除や道具の調達、写真撮影を行う 天候の変化などに合わせて作業指示を出す |
17:00 | 現場終了 | 職人の帰宅 |
17:30~ | 事務作業~帰宅 | 報告書や発注書などの書類作成を行う 事務作業終了後、帰宅 |
まとめ
今回は、現場監督の仕事内容について解説しました。
現場監督は、工事・作業を進めていくうえで欠かせない存在です。
日々の業務では高い管理能力や責任感が求められますが、現場を無事納品できた際のやりがいは他の職種に比べても大きなものと言えるでしょう。
働く会社や現場によっても異なりますが、現場監督になりたての頃は自分1人に大きな現場が任せられることはありません。
先輩監督の動きを参考に経験を積んで、一人前の現場監督を目指しましょう。
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