プロット図とは?プロット図の作成方法7つと散布図の違いについて紹介


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こちらの記事では、プロット図についてご紹介いたします。
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プロット図とは?
プロット図とは構造物の構造や意匠、設備などの設計情報を一元化した図面です。
プロット図は総合図とも呼ばれ、設備業者が最初に作成する図面です。プロット図は設備業者と設計者の打ち合わせが進むにつれて、配置が具体的になっていきます。
また、その建物に住む人にとって非常に重要な電気設備のコンセント位置や照明スイッチの高さなどもプロット図で設計されるため、プロット図は早期の作成が望ましいと言えます。
そもそもプロットとは?
プロットとは物語の筋やしくみなどの意味を持つ言葉です。
プロットは言葉としては「書く」「点を打つ」「置く」といった意味を持ち、名詞になると「構想」や「描画」などの意味を持ちます。
そのため、意味や意図を書きだしたものをプロットと呼びます。プロット図の他には、物語を要約し、ストーリー上の重要な出来事をまとめたものもプロットと呼びます。
プロット図の種類
プロット図には2種類あります。
プロット図はコンセントや照明のスイッチ、電話線やネット回線、スピーカーなどの機器や、空調設備や衛生設備などの建築機器の位置のシンボルを記入した図です。
プロット図は床プロットと天井プロットに分けて作成します。ここではプロット図の種類をご紹介しますので、どのような種類があるのか参考にしてみてはいかがでしょうか。
床プロット図について
床プロット図とは、壁や床に取り付ける機器のシンボルを記入したプロット図です。
壁や床面などに配置するコンセントや電話線、ネット回線、分電盤、スイッチなどの取り付け状態を表した図面です。
壁床プロット図は平面ですが、作成する場合は取り付け場所が重複しないように高さも明確にします。また、実際にその建物で暮らす人の目線で使いやすいかどうか考えながら配置を決定する必要があります。
天井プロット図について
天井プロットとは、天井面に取り付ける機器のシンボルを記入したプロット図です。
照明機器や人感センサー、火災報知器、コンセント、スピーカーなどの取り付け状態を表した図面です。
また、電気設備だけでなく天井面に現れてくるものはすべて書きこむ必要があるため、エアコンや換気扇、カーテンレールなどがあればそれらも天井プロットに記入し、設計などに確認を取る必要があります。
プロット図の作成方法7つ
プロット図の作成方法をご紹介します。
新築物件の電気工事などをする際にとても重要なプロット図ですが、どのようにして作成するのでしょうか。
ここではプロット図の作成方法7つをご紹介しますので、どのようにしてプロット図を作成するのかぜひ参考にしてみてください。
プロット図の作成方法1:建築図に弱電機器・強電機器をプロットする
プロット図を作成する場合、まずは設計図をもとにして建築図にさまざまな電気機器の取り付け場所を設定していきます。
また、プロットする場合はコンセントやスイッチなどは凡例を使用し、誰でもわかる共通記号によって表します。記号が異なるとミスの元になることから、どの現場でも使用する凡例は決まっています。
ただし、現場ごとに独自の記号も使用するので、プロット図には凡例一覧表も付けて共有します。
プロット図の作成方法2:いくつかの機器をプロットし各設備を調節する
プロット図を作成する場合、必要な機器をプロットした後で納まりなどを調整します。
プロット図では同じ位置の上下に機器を取り付けたいケースも多いです。たとえばスイッチとコンセントを壁に取り付けたい場合、先にコンセントをプロットして、その上方にスイッチをプロットします。
さらに電気機器、空調機器、衛生機器、建築機器などをプロットし、それぞれの設備を調整していきます。
プロット図の作成方法3:機器が入らないときは壁や柱をふかす
機器が収まらなければ壁や柱をふかして場所を増やします。
建築用語の「ふかす」とは、仕上げ面などを大きくして前に出すことを指します。壁や柱をふかすと、その分面積が増えるため、コンセントやスイッチなどを配置できるようになります。

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ただし、機器が入らない場合の対処法は現場によって異なるため、設計などに確認しましょう。
プロット図の作成方法4:躯体の柱は避けて近くの壁などに設置する
躯体の柱には機器は取り付けられません。
躯体の柱は鉄筋コンクリートなどでできており、壁紙クロスのすぐ裏はコンクリートになっているケースが多いです。そのため、スイッチやコンセントなどの機器は取り付けできません。躯体の柱は避けて、側の壁などにプロットするようにしましょう。
プロット図の作成方法5:その他の機器が壁に付く際は高さなどを調整する
複数の機器を同じ壁に取り付ける場合はバランスを取りながら調整します。
電気機器や空調機器、衛生機器をすべて同じ壁に付ける場合、バラバラになると見栄えが悪いだけでなく使い勝手も悪くなります。
そのため、それぞれの高さや寄りなどを調整して、その住宅に住む人が使いやすいようにバランス調整を行いましょう。
プロット図の作成方法6:引き戸の戸袋を避けてプロットする
引き戸の戸袋にプロットすることはできません。
近年では様式の住宅の中にも戸袋のある引き戸を使用した住宅も多く、大きな室内扉をすっきり収納できるため人気があります。戸袋は引き戸の扉が壁の中に収納できるようになっているため、そこにスイッチボックスなどは設置できません。
そのため、戸袋を避けてプロットしましょう。
プロット図の作成方法7:外壁の躯体壁を避けてプロットする
プロットはできるだけ外壁の躯体壁を避けましょう。
外壁の躯体壁にスイッチボックスなどを建て込むのは、結露などの問題もあるためあまりおすすめできません。そのため、できる限り外壁を避けてプロットを行いましょう。
また、どうしても外壁の躯体壁に機器を取り付けたい場合には、結露防止ボックスを使用して設置しましょう。
プロット図と散布図の違いとは?
散布図とは縦軸、横軸の2つの項目を対応させてデータを点でプロットした図です。
プロットという言葉は出てきますが、散布図はプロット図とは全く異なるものです。散布図は数値解析に利用されるグラフの1種で、縦軸と横軸の2つの項目の間にある相関関係を分析する場合に使用します。
散布図では該当箇所にデータをプロットすることでグラフを作成しますが、電気設備などを図面にプロットするプロット図とは用途が異なるものです。
プロット図を作成するタイミングとは?
プロット図はなるべく早い時期に作成を行います。
プロット図は設備業者が最初に作成する図面で、建設現場の着工後、設計者との打ち合わせに沿って早い段階で作成します。
また、躯体工事が始まる前には下の階から順に1階、2階、3階とプロット図を作成していき、位置が具体化するまで繰り返し修正を行い、最終的に客先に提出して承諾を得ます。
プロット図について理解を深めよう
プロット図はスイッチやコンセントなど、その住宅に住む人の使い勝手に直結する重要な機器の配置を設定する図です。
この記事で紹介した概要や種類、作成方法などを参考に、電気工事の現場で非常に重要な役割を持つプロット図について詳しく知ってみてはいかがでしょうか。
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プロット図とは構造物の構造や意匠、設備などの設計情報を一元化した図面です。
プロット図は総合図とも呼ばれ、設備業者が最初に作成する図面です。プロット図は設備業者と設計者の打ち合わせが進むにつれて、配置が具体的になっていきます。
また、その建物に住む人にとって非常に重要な電気設備のコンセント位置や照明スイッチの高さなどもプロット図で設計されるため、プロット図は早期の作成が望ましいと言えます。
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