現場監督のマネジメント力『目標立て編』
現場監督にとって必要なマネジメント力。マネジメントで身につけたいスキルの中に「目標立て」があります。
目標立ては現場にとって必要で適切な目標を立てるスキルです。今回はどう目標を立てたら良いのか、どう目標を管理していけば良いのかなどをご紹介します。
目標立てが必要な理由
マネジメントスキルの一種「目標立て」は、現場にとって適切な目標や計画を立てることです。なぜこのような目標立てが必要なのでしょうか。
まず目標を立てることは部下の士気を高めることに繋がります。それは目標を達成することでどんなメリットがあるか明確に知ることができるからです。
そのためそれまで「指示された仕事をやるだけだった」という人も、どんな目標達成するためにその指示が出されているのかが理解できます。その結果、現場監督が出す指示を前向きに捉えることができます。
そこからモチベーションがアップしたり、部下とのコミュニケーションが取りやすくなったりなどの効果が期待できます。現場で働く人は厳密には現場監督の部下ではありませんが、一緒の目標に向かって働くことで、職場の士気を上げることができます。
目標立てのやり方
マネジメント力には、適切な目標を立て、さらにそれを管理・進捗するスキルが必要です。
まず現場の現状を把握します。どんな目標が必要なのかを把握したら、それを実現させるためには具体的にどう動けば良いのかをイメージしましょう。
そして現場の状況ごとに優先すべき業務を考えて、運営を行っていきます。ただ気を付けなければいけないのは目標を「100%、完璧に達成する」ということを設定することです。
もちろん達成できる目標を立てることは重要ですが、それを100%達成するのは難しいものです。100%に設定していた場合「達成できなかった」という気持ちがマネジメント全体に広がってしまいます。
そのため目標は実現可能なもので、少し努力することで達成できる現実的な数値に設定しましょう。またその目標を達成するためのスケジュールも同時に組むことによって、実現に向かって行動をおこしやすくなります。
もちろん現場監督が適宜、適切な指示を行うことも大切です。
同じ目標を共有することでモチベーションを上げる
現場監督が管理や指示を行うことで回っていく現場ですが、その指示の理由が分からなければ現場全体のモチベーションは下がってしまいます。そのため現場で同じ目標とそれを実現するための手段を共有しましょう。
そうすることで現場全体のモチベーションを上げることができ、前向きに行動することができるようになります。
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