タイヤローラーとロードローラーの違いは?タイヤローラーに関する基本知識7つ

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こちらの記事では、タイヤローラーとロードローラーの違いについてご紹介いたします。
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タイヤローラーとは?
タイヤローラーとは、地面を押し固める転圧作業に用いられるロードローラーの一種です。タイヤ3~4個で構成された車軸が、車体の前後に置かれているのが特徴です。
ロードローラーの中では、タイヤ式ロードローラーという位置づけになっています。鉄の車輪を持つロードローラーに比べて車体重量がやや軽く、取り回しがよいです。また、走行音も小さくなっています。
主な用途は、転圧とアスファルトの表層仕上げです。
タイヤローラーとロードローラーの違い
ロードローラーは地面を固める建設機械の総称で、タイヤローラーはその1種類になります。総称として使われているロードローラーは、日本で締固め用機械と呼ばれます。
道路や建築物の土台を作る際に、地面に砂利やコンクリート、アスファルトなどを敷いて固める作業を行いますが、その際に空気が入らないように圧し固めるために使われます。
タイヤローラーに関する基本知識7つ
タイヤローラーに関する基本知識を7つ紹介します。タイヤローラーは特徴を活かして、路床や路盤の転圧やアスファルト舗装の仕上げに使われます。
また、多くのタイヤローラーには散水装置が取り付けられています。その理由や運転するために必要な免許、メンテナンスの際に注意することなども紹介するので、参考にしてみてください。
タイヤローラー基本知識1:タイヤローラーの特徴
タイヤローラーは、マカダム式ロードローラーやタンデム式ロードローラーと違い、鉄輪を使っていないため重量が軽いです。そのため、転圧作業の騒音が小さくなるという特徴があります。
タイヤローラーは車体重量を圧力に利用して地面を押し固めますが、鉄輪と違いゴムタイヤを用いますので、騒音は低く抑えながら作業を行うことができます。
タイヤローラー基本知識2:タイヤローラーの用途
タイヤローラーはロードローラーの1種で、鉄輪の代わりに空気の入ったゴムタイヤを持っているので、取り回しが良くなっています。
そのため、通常の土壌やコンクリートの転圧作業に加え、アスファルト塗装の仕上げ工程にもよく使われます。
路床や路盤の転圧
ロードローラーによる転圧作業では一般的な舗装の場合、初期転圧は2回(1往復)行われ、さらにその後行われる二次転圧に回数の規定はなく、仕上げ転圧を2回(1往復)行います。
タイヤローラーを使う場合も同様ですが、車重が軽いため振動装置の付いたタイヤローラーが初期転圧などには利用されます。
大型で重量のあるロードローラーよりも小回りが利くので、使い分けながら行うことにより仕上がりを良くすることができます。
アスファルト舗装の仕上げ
タイヤローラーはタイヤの空気圧により重さを変えたり、取り回しが良いことから、アスファルト舗装時の仕上げに使われます。
アスファルト舗装における転圧作業の終了目安は、ローラーマークが消えるまで行うことが基本になります。ローラーマークが消えていれば、締め固めた道路が均一になっている状態といえるためです。
また、アスファルト舗装の転圧作業の際に、アスファルトの温度が高すぎると不均一な締固めになってしまったり、ローラーマークが消えにくくなったりすることがあります。
タイヤローラー基本知識3:タイヤローラーの散水装置
タイヤローラーは車体の重量を利用して締め固めますが、締め固めを行う対象によってはタイヤに対象物が付着することがあります。
そのため、タイヤローラーの車体前後に水や油を散布するための装置が備えられています。締め固めの対象によって最適な水量を散水できるように調節が可能です。
タイヤローラー基本知識4:タイヤローラーの速度
タイヤローラーでアスファルト混合物を転圧する場合、敷いたばかりのアスファルトは温度も高く、柔らかい不安定な状況です。
不安定で柔らかい状態のアスファルトに対しては、所定の密度になるまで転圧を行いますが、特に初期転圧では速度を上げずに2~3Km/hでゆっくりと転圧を行います。
二次転圧になるとアスファルトの密度が高まるので、タイヤローラーの速度を少し上げて6~10km/hにします。振動ローラーを使う場合は、3~6km/hで行います。
タイヤローラー基本知識5:運転するために必要な免許
タイヤローラーはロードローラーの1種類ですので、ロードローラーの使用に必要な資格が必要です。ロードローラーの資格は、作業するための資格と運転するための資格に分けられています。
ロードローラーで作業をするためには、締固め用機械運転者という特別教育を受け履修する必要があります。これは、ローラー作業で起こる事故防止のために定められています。
事業者には、ローラー作業をする労働者に特別教育を受けさせる義務があります。また、ロードローラーを道路上で運転するためには、大型特殊自動車免許、または小型特殊自動車免許が必要になっています。

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出典:一般社団法人 労働技能講習協会
参照:https://www.rougi.or.jp/course/whole/tokubetu_roller
タイヤローラー基本知識6:タイヤローラーのメンテナンス
タイヤローラーは空気の入ったゴムタイヤを使って転圧しますので、ゴムタイヤのメンテナンスが必要です。
ゴムタイヤに傷がついていると、アスファルト舗装の転圧の際にアスファルト混合物が付着しやすくなってしまいます。
また、タイヤがすり減ってタイヤの角にあるエッジが丸くなると、路面にタイヤが均一に接地せず圧力が変わることで微妙なデコボコができやすくなります。
タイヤローラー基本知識7:レンタル料金の目安
タイヤローラーのレンタル料金の一例ですが、ハンドローラーのような小型自重が700Kg程度の機械で、月額のレンタル料金が60,000円からになっています。
これがコンバインドローラーのような2,500~4,000Kgクラスのローラーになると、月額のレンタル料金が120,000円以上になります。
さらに大型クラスのローラーになると、月額のレンタル料金は240,000円程度に上がります。
タイヤローラー以外のロードローラーの種類5つ

ロードローラーには、タイヤローラーの他にもいくつかの種類があります。ロードローラーの種類が分かれているのは、使われる役割によって適したローラーがあるためです。
ここでは、タイヤローラー以外のロードローラーを5つ紹介しますので、参考にしてみてください。
タイヤローラー以外のロードローラー1:ハンドガイド式ロードローラー
タイヤローラー以外のロードローラーに、ハンドガイド式ロードローラーがあります。
ハンドガイド式ロードローラーは手で押して転圧するローラーですが、車体がないので重さで転圧する能力が低いため、振動機能を使い振動させることで転圧能力を高める製品が多くなっています。
小型であることを活かして、狭い道路などの整備作業に用いられます。振動で転圧するタイプは締固め効果が高いので、砂利や砂などを転圧するときにも使われます。
タイヤローラー以外のロードローラー2:マカダム式ロードローラー
タイヤローラー以外のロードローラーに、マカダム式ロードローラーがあります。マカダム式ロードローラーは車輪が子供用の三輪車と同じ配置になっていて、前に1つ、後ろに2つのローラーを持っています。
それぞれの車輪は鉄輪ですが、あまり太いローラーではありません。マカダム式ロードローラーは、主に路面を平坦にするときに用いられることが多くなっています。
タイヤローラー以外のロードローラー3:タンデム式ロードローラー
タイヤローラー以外のロードローラーに、タンデム式ロードローラーがあります。タンデム式ロードローラーは、前後に1つずつの車輪を持つのが特徴です。
使われている車輪は鉄製で車体と同じくらいの幅を持っているため、車体サイズは中型サイズになります。タンデム式ロードローラーのローラーは横に幅広いので、幅の広い道路や広い面積での転圧作業に適しています。
また、タンデム式ロードローラーは、アスファルト舗装での仕上げによく用いられます。
タイヤローラー以外のロードローラー4:コンバインド式ロードローラー
タイヤローラー以外のロードローラーに、コンバインド式ロードローラーがあります。コンバインド式ロードローラーは、鉄製ローラーとゴム製タイヤを持つのが特徴です。
鉄製のローラーとタイヤの両方の利点を活かすことができますので、アスファルト舗装での転圧はもちろん、砕石や粘性土の転圧など、さまざまな場所や用途で使用することができます。
タイヤローラー以外のロードローラー5:振動ローラー
タイヤローラー以外のロードローラーに、振動ローラーがあります。振動ローラーはハンドガイド式ロードローラーの多くに使われていますが、そのほかのタイプのロードローラーにも、前後輪のどちらか、もしくは両方を振動させられるタイプがあります。
振動させることでより強く締固めでき、ローラー自体の重さの3~4倍の転圧力を地面に加えることが可能になっています。
タイヤローラーについて理解を深めよう
転圧作業に用いられているロードローラーのうち、タイヤローラーは空気の入ったゴムタイヤを使って、車体の自重による圧力を加えて転圧するローラーです。
複数のタイヤを一列に並べて、鉄輪のローラーの代わりにしています。アスファルト舗装をする際の表面仕上げに用いられることが多くなっています。
ロードローラーの中にはタイヤローラー以外にも、違う種類のローラーがありますので、この記事を参考にそれぞれの違いやタイヤローラーについて理解を深めてみてはいかがでしょうか。
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