建設業で女性がキャリアアップする方法4選|メリットやデメリットも紹介


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こちらの記事では、建設業で女性がキャリアアップする方法についてご紹介いたします。

目次
建設業で働く女性の割合
近年、労働市場全体における女性の労働者の割合は約4~5割です。その中で建設業における女性の割合は少なく、全体の約10%とされています。
原因としては、主に労働時間や出勤日が「鉱業、採石業、砂利採取業」に次いで2番目に長いという結果になっているため、割合が増えない傾向にあると言えるでしょう。
出典:働く女性の状況 (2) 産業別労働時間、出勤日数|厚生労働省
建設業で働く女性が増えた理由5選
建設業で働く女性の割合は少しずつですが、増加してきています。背景として、もともとは労働環境がハードで女性は敬遠しがちな建設業界ですが、労働環境の見直しなどによって働きやすくなってきていることが理由の1つとして挙げられます。
また、建設業で働く女性が少しずつ増えてきていることに伴い、女性が妊娠、出産の後も継続して働けるように制度の見直しも進んでいます。ここからは、建設業で働く女性が増えた理由について詳しく見ていきましょう。
- 人材不足である
- 労働環境が向上した
- 情報通信技術が進歩した
- 女性の活躍を推進する団体が増えた
- 妊娠や出産後でも働ける
1:人材不足である
建設業界で働く女性が増えた理由として、まず深刻な人手不足が挙げられます。
建設業は仕事がハードというイメージが強いため、なかなか採用が進まず、採用できたとしてもなかなか定着しないという問題があります。そのため、仕事を探している女性を積極的に採用することで人材不足を補っています。
2:労働環境が向上した
建設業で働く女性が増えた理由として、労働環境自体が以前よりもよくなったということも挙げられます。
残業時間が非常に長く、休みがなかなか取れないといった環境を改善しないことには女性だけでなく男性も働き続けるのが難しいでしょう。そのため、プライベートが確保できるよう労働時間を短くして、週休2日を確保できるようにするなど、改善が進められています。
この改善によって男女とも働きやすい環境となってきたことにより、女性の割合も増加してきています。
3:情報通信技術が進歩した
建設業に女性が増えた理由として、ICT(情報通信技術)の進歩が挙げられます。
情報通信技術を活用することによって業務が省力化されました。また、建設業許可の申請などが電子化されたこともあり、育児中の女性であっても柔軟に働けるようになってきました。
4:女性の活躍を推進する団体が増えた
建設業で働く女性を増やしていくために、国土交通省などで女性活躍推進の施策に取り組んでいることも、建設業内の女性増加の理由です。
建設業で女性が増加、定着できるための運動は官民一体で取り組まれています。国土交通省では、女性が建設業や建築業界で活躍できるように行動計画を策定し、女性活躍推進を行う企業間でのネットワーク作りを行っています。
これによって、女性が建設業界で活躍しキャリアアップを目指せるようになってきています。
5:妊娠や出産後でも働ける
前述のとおり、建設業界で女性が働けるように官民一体となって勤務時間の見直しや制度の修正が行われてきました。
育児休暇などが整備されたことで、妊娠・出産後も女性が働けるようになり、長期的に働くことが可能になったことも、建設業で働く女性が増えたことの理由の1つです。
長期的に働けるということは、女性が建設業内でキャリアアップを目指せることにもつながります。
建設業で女性が働くメリット3選
ここまでは、建設業で働く女性が増えてきた理由について紹介しました。これらの理由を踏まえても、実際に建設業で働く女性側にメリットがなければ、仕事を続けることが難しくなってしまう可能性もあります。
女性が建設業で働くことによるメリットを知り、前向きに捉えられるようにしましょう。
1:女性だと名前を覚えてもらえる
建設業界で働く女性の人数が増えてきているといっても、まだまだ割合としては少ないです。そのため建設業で働く女性は珍しく、社内や取引先ですぐに覚えてもらえるというメリットがあります。

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仕事では多くの人とのコミュニケーションが欠かせません。顔を覚えてもらいやすいということは、それだけコミュニケーションをスムーズにしてくれるため、大きなメリットといえるでしょう。
2:女性専用の設備が増えている
まだまだ男性の職場というイメージの強い建設業界では、女性用の設備などが整っていない印象がある人もいるでしょう。しかし、近年は女性が活躍できるように、仮設トイレや更衣室など女性専用の設備が増加してきています。
中には、化粧直しができる洗面台やサニタリーボックスがついた「ハウス型」と呼ばれる仮設トイレもあり、快適に過ごせるでしょう。
3:資格を取得できれば年収が上がる
建設業界で行う仕事は一般的な事務仕事に比べ、専門的なことを要求されることが多いです。そのため、資格を取得するとキャリアアップや年収の増加を見込めます。
資格は男女関係なく取ることができるため、資格取得でキャリアアップを目指す女性には大きなメリットとなります。育児補助金などの普及は全国的にはまだまだ進んでいませんが、資格取得という男女平等なところで年収アップを目指せるでしょう。
建設業で女性がキャリアアップする方法4選
女性が建設業で働くメリットを紹介しましたが、その中でキャリアアップを目指せることについて触れました。具体的にはどのようにキャリアアップを目指すとよいのでしょうか。
前述した資格取得も含めて、ここでは建設業で女性がキャリアアップする方法を4つご紹介します。
- 建設キャリアアップシステムの内容を見ておく
- 資格を取得する
- 実務経験を積む
- 長く働ける職場を選ぶ
1:建設キャリアアップシステムの内容を見ておく
建設キャリアアップシステムとは、技能者の勤務履歴や資格をICカードに登録して業界全体でルールにまとめることにより、さまざまな面での改善を図っていくことです。このシステムがあることで、一度業界を離れていた人でも履歴で資格や経験を証明できます。
妊娠や出産などで仕事を辞めた経験のある人にとっては良い制度になる上に、キャリアアップできる可能性もあるため、予め見ておくと良いでしょう。
2:資格を取得する
前述のとおり、建設業では専門的なことを求められることが多いため、専門知識を持っていることを証明できる資格を取得することは、キャリアアップへの近道となります。
電気工事士など、建設業で求められる資格は多数あります。また、そういった必要とされる資格が建設業では多く存在します。
何の資格を目指すとよいかを調べて、キャリアアップに活用しましょう。
3:実務経験を積む
女性が建設業でキャリアアップしていくためには、資格取得はもちろんのこと、実務経験を積むことも必要です。
資格によっては、実務経験年数を求められるものも少なくありません。取りたい資格に必要な実務経験年数を予め調べた上、経験を積んでいくのもよいでしょう。
4:長く働ける職場を選ぶ
女性が建設業でキャリアを積んでいくために大事なこととして、そもそも長期的に働ける職場を見つけることも重要です。
建設業全体として女性が働きやすい環境が整備されつつありますが、それでも企業によって推進スピードの差はあります。長期的に働くことでキャリアを積んでいけるため、自分に合ったより良い職場を見つけ出しましょう。
建設業で女性が働くデメリット
官民一体となった施策によって、建設業で女性が働くことによるデメリットはほとんどなくなっています。ただ、育児に関する手当などの普及スピードにはまだ差があります。
また、建設業は力仕事で女性にはきついといった印象も残っているため、そういった仕事を家庭と両立しながら行うことに抵抗を感じている女性も多くいるでしょう。
長く働きたいのであれば建設業を選ぼう
建設業で働く女性が増加してきていることに関して、その理由や女性が働くことのメリットなどを紹介しました。デメリットもありますが、女性が建設業内で長期的に働いてキャリアアップを目指すことも可能です。
人数が増えてきているものの、まだ全体として少ない今だからこそ働いて活用できるメリットもあります。出産や育児も踏まえて長期的に働くことを考えているのであれば、建設業界を考えてみるのもよいでしょう。
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